卒業生インタビュー 森下真 (キャラクター造形学科卒) 「落ち込む暇があったら未来の自分を想像してワクワクするほうがいい」

様々な経験を積める大学の4年間。回り道だって、プラスになることがある。

プロフィール 森下真(もりした・まこと)
キャラクター造形学科卒。
在学中の2011年に『鴉檻(レイヴンケイジ)』で第17回スクエアエニックスマンガ大賞・準大賞を受賞し漫画家デビュー。
同じく2013年には『月刊少年ガンガン』に『Im〜イム〜』が掲載されるなど、大学で学びながらもプロとして活動。
卒業後も常に新しい世界観を表現し続けている。

焦りや劣等感があったからがむしゃらになれた。

幼い頃から「漫画家になる!」という夢を持っていましたが、大阪芸大に入学するまでは、そんな自分を隠していた部分がありました。それが周囲に志を同じくする仲間ができたことで、漫画を描くことが大好きな自分を開放できました。少し大袈裟ですが“本当の自分”になれた感覚がありました。同時に自分よりも上手い仲間がたくさんいて、焦りも感じました。
ただ、その気持ちは結果的にプラスに働きました。とにかく負けたくない一心で、スタートダッシュをしなければと漫画雑誌に投稿し、その作品が幸運なことに賞をいただき、今につながっているわけです。劣等感があったから、がむしゃらになれた部分はあると思います。

キャラクターの個性があってこそ発想やストーリーが活きてくる。

初めて投稿した作品でデビューできたこともあって、自主的に動くことの大切さを知ったことは大きいですが、同時に大学の授業も自分のなかで大切に思っていました。在学中に学んだことは多いのですが、もっとも役立っているのは、キャラクターの活かし方です。漫画は発想やストーリーも大事なのですが、土台となるキャラクターの個性があってこそ。そのことを専門的に学べたことは、自分の礎になっていると思います。
また、印象に残っているのは3年生のとき。じつは、2年生から3年生にかけて1年半以上ネームが通らないスランプの時期があって、将来にものすごく不安を感じていたんです。そのときに先生のお仕事をお手伝いさせていただく機会がありました。それは漫画とは違うデザインの仕事だったんですが、別の仕事を経験することで、「やはり自分は漫画だ!」と再確認できたんです。もしかすると、それは回り道だったのかもしれませんが、それがあったからこそ、以降はブレることなく漫画一筋でやれているのだと思います。そういった様々な経験ができるのも大学生活のいいところですよね。

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酷評されたら儲けもの。悔しさを原動力にしてほしい!

私にはこれまでの自分を振り返って、後悔していることがあります。それは「もっと漫画に関係ないものにも積極的になればよかった」ということ。運動部に入ってみればよかった、何かひとつでも楽器を練習すればよかった、ファッションを楽しめばよかった、とにかくいろんなことに挑戦しておけばよかったと、今は思っています。とくに大学での4年間は、好奇心を持って挑戦をするのに最適な時期です。ぜひこれから入学されるみなさんには、私と同じ轍を踏まないように、どんどんチャレンジをしてもらいたいと思います。
もうひとつ、アドバイスをさせていただくとすれば、自分の作品が酷評されても落ち込む必要はまったくありません。悔しさは向上心になりますし、何よりも他者の評価は重要なヒントです。私自身、「へたくそ!」と言われれば「もっとがんばる!」と言い返せるのが理想だと思っています。落ち込む暇があれば、未来の自分を想像してワクワクしましょう。そして、その自分を実現するために、大学では積極的に学んでください。

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