GARON standing there 手塚プロ原作 新アニメ『ガロン』 ©学校法人塚本学院 大阪芸術大学/手塚プロダクション

Pleased to Meet GARON

GARON standing there 手塚プロ×大阪芸術大学 ガロンができるまで。

2013年、『手塚治虫記念館開館20周年記念プレ企画』として、手塚治虫のSF作品『魔神ガロン』がアニメ化されました。制作は、手塚プロダクションと大阪芸術大学キャラクター造形学科。そして今、この歴史的なアニメ制作の過程は、資料として本学に保存されています。

貴重な資料は、アニメ界をめざす学生たちの教材に。

アニメが好きで、その制作に興味を持っている人はたくさんいますが、実際にどのような行程を経て、作品が制作されているのかを見たことがある人はほとんどいないでしょう。
通常は、それらを見るためには、実際の制作現場に立ち合うほかありません。それが『ふしぎなメルモ』や『鉄腕アトム』、『三つ目がとおる』といった名作アニメを手掛けてきた手塚プロダクションによるものであればなおさらです。
そういった意味で、キャラクター造形学科アニメーションコースで使用する『ガロン』の制作資料は、アニメの世界をめざす人にとってこのうえない貴重な教材と言えるでしょう。
幸運なことに学生たちは、その教材から、まさにプロフェッショナルの仕事を学び、自分たちの制作の手本とすることができるのです。

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実際のキャラクターデザインや絵コンテなど。いわば作品のエスキースであるこれらを見れば、制作者がどのような世界観を持って、どのような部分にこだわり、苦心したのかが手に取るように理解できる。

企画から編集まですべての行程を総ざらい!

ここでは、その教材の中身を少しだけ紹介しましょう。 スタートとなるのは、企画書作成です。どのような意図や内容の作品をめざすのかを分かりやすくまとめ、それをもとに脚本が執筆されます。これが作品の骨格となるわけです。
次にキャラクターや背景、登場するアイテムといった作品のデザイン画を起こしていき、それをもとにシナリオ・絵コンテを作成します。コンテは設計図のような役割。ストーリーに合わせてコマ割や演出、カメラワークを決めていきます。
ここまで準備ができて、初めて原画を描く作業に入ります。カットごとの動きのキーとなる原画をパラパラマンガのようにつないでいき、動画としての動きをつけていきます。
動画を仕上げるのにはコンピュータを使用。描いた原画を取り込み、画面上で彩色を行い、さらに背景などの素材を組み合わせ、映像を完成させます。最後に編集・音響作業です。断片的な映像をストーリーに沿って組み合わせます。そこから時間を調整し、声や効果音、BGMを合わせ、作品として仕上げれば完成です。
実際の教材では、これらの行程を言葉だけでなく、実画と一緒に見ることができるのです。

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コンピュータでの作業行程では、みるみる動画が完成していく。色を塗り、背景などの素材をつなぎ合わせる“撮影”と呼ばれる作業の流れを知ることが可能だ。
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完成作品は、上映時間22分。2013年4月27日から5月14日まで宝塚市立手塚治虫記念館で上映された。

What’s GARON? アニメ『ガロン』のあらすじ。

突如、宇宙から飛来した巨大ロボットガロンによって、完膚なきまでに叩き潰された人類文明。しかし、皮肉なことに発展しすぎた文明により、荒廃の極みに達していた地球の自然は、文明が滅びたことで息を吹き返す。そして、200年後。ガロンの謎を追う女性科学者サラは、山中でガロンとその胸で眠る不思議な少年ピックと出会う。ガロンが地球にやってきた本当の目的とは?

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