デザイン学科 トピックス

大阪芸術大学スカイキャンパス開設記念高円宮妃久子殿下[鳥の写真]展

白いカーペットを踏みながら、羽ばたく鳥の姿を通してみる下界は、あたかも自分が雲上にいることを錯覚させます。
これは去る7月9日(水)から27日(日)まで、あべのハルカスのスカイキャンパス開設を記念して開催された、高円宮妃久子殿下[鳥の写真]展の会場で抱いた気持ちです。

本校の客員教授であり、根付け研究家でもある妃殿下は、実は長年に渡って野鳥の撮影をされていることでも知られています。
そしてまた国際的な自然保護団体「バードライフ・インターナショナル」の名誉総裁でもあられます。

展覧会の会場は間宮吉彦デザイン学科教授のプランで構成、床は雲の上をイメージした白のカーペットを敷き詰め、太い柱は全面鏡によって包まれています。群舞する鳥の写真は LEDのバックライトの透過光により、透明感を持って見えるように仕掛けられています。それは大きく開放された窓面から、眼下に見下ろすビル群や空を借景として、鳥が飛翔しているように感じられるのです。広い会場の中央には、銀色の針金で造られた鳥たちの造形が並べられており、水鳥が飛び立つまでの姿を表現しているといいます。これは石津勝デザイン学科准教授の指導の元、スペースデザインやプロダクトデザインコースの学生たちの手によります。

また、壁面には小鳥たちが飛び交う姿が、線画で大きく描かれた壁画で構成されています。これは大平弘デザイン学科准教授指導のもと、グラフィックデザインやヴィジュアルアーツコースの学生たちが手がけました。これらコラボレーションした学生作品たちは、あくまで鳥の写真が引き立つよう、主張を抑えてモノトーンの線で表現させるなどの配慮をしていたのです。

この展覧会に関して、学生たちも婦人画報やテレビ、ラジオなどのメディアの取材をうけ、また、妃殿下ともお話ができる機会に恵まれ、とても貴重な体験ができたことを喜んでおりました。
一方、ポスターなどの広報物に関しては筆者が担当させていただきました。ポスタービジュアルは、ブレによって強い躍動感を表現した「鶴」の作品写真を大きく配置し、「鳥」の文字を鳥が羽ばたいているように造形したパターンをアイコンとしています。B倍判の大型ポスター30枚が阿倍野橋駅のホームを埋め尽くしていたのは圧巻でした。

オープニン グパーティーには、多くの重鎮の方々にかけつけていただきました。また会期中には5,122名の方にご来場いただき、毎日たくさんの鑑賞者で賑わっていました。
妃殿下をはじめ、各コースや博物館など、領域を越えた取り組みが新しい魅力の展覧会 を作り上げたのではないかと思います。


(デザイン学科長高橋善丸)

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