ラノベ祭り!

ラノベも純文学も!
文芸の世界に直接触れられるカルチャーイベント

5月13日、大阪・あべのハルカスの大阪芸術大学スカイキャンパスで、文芸学科の一大イベント「文芸フェス2018 第4回ラノベ祭り!」が開催されました。
近年、若い人の間でブームとなっているライトノベル(ラノベ)。10代の若者をメインの読者に想定したSFやファンタジー、ラブコメなどを含むエンターテインメント小説の一種で、国内で人気を誇るだけでなく、いまや海外にも多くのファンがいます。文芸学科では2015年からラノベに焦点を当てた授業を導入。純文学からノンフィクション、エッセイ、シナリオ、ラノベまで、文芸を幅広く学べる環境を整えてきました。
そうした幅広い文芸の世界に直接触れ、文芸の「今」を肌で感じられるイベントが「文芸フェス」と冠した今回のラノベ祭り。本学科出身の人気ラノベ作家に加えて、芥川賞作家らによるシンポジウムやトークセッションのほか、「エンタメ文章教室」「和本を作ってみよう」といったワークショップなど、多様なプログラムを開催。作家による創作相談ブースなども設けられ、文芸のプロフェッショナルたちと直に交流できる場となりました。

現役作家が語る生の言葉に釘付け!
イベントプログラムの中でも、来場者たちの注目を特に集めたのが、現役作家によるシンポジウムやトークセッションです。 「大学でまなぶ小説作法」をテーマにしたシンポジウムは、芥川賞作家で本学科客員教授の玄月氏と、テレビドラマ化もされた『いつまでも白い羽根』の著者・藤岡陽子氏をゲストに、葉山郁生本学科教授の司会で開かれました。壇上では小説を創作する上で知っておきたい知識や作法を具体的に紹介。たとえば、「『事実』と『本当』はイコールではない。小説の中では空想も事実になる」「小説は誰の視点で描くかによって、全く別のストーリーになる」「作品を批評することで読解力が高まる。創作と批評によって、人間力が養われる」など。また、小説家を目指したきっかけや、執筆にかける思いなども語られ、貴重かつ実践的な内容に、会場に詰めかけた参加者は、一言も漏らさないとばかりに真剣な表情で聞き入っていました。
続いて「小説家になる」をテーマにしたトークセッションでは、本学科出身の3名の人気ライトノベル作家たちが登場しました。『サクラダリセット』が映画・アニメ化された河野裕氏、『花鳥風月シリーズ』等の綾崎隼氏、さらに『鉄球姫エミリー』でスーパーダッシュ小説新人賞大賞を受賞し、現在、本学科講師である八薙玉造氏。ライトノベル作家になるまでの道のりについてトークが繰り広げられ、参加者からの質問にも応じました。
熱気あふれるひと時となった今回の催し。プロの作家たちの言葉を直接聞くことで、文芸の世界を立体的に体感できる貴重な機会となりました。

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