映像学科 トピックス

70周年記念映画『大芸大に進路をとれ』

映像学科の学生と教員のプロの映画スタッフが制作実習で、一般向け映像作品を作る産学協同プロジェクトは、2003年に中島貞夫前学科長が始められて以来、8作の連続ドラマを地元テレビ局と制作放映し、実績と評価を得てきました。その一方で学科としては、テレビでなく映画館で上映する作品をいつかと思っていましたが、ここ10年の映画産業の急速なデジタル化と本学科の施設機材の充実によって、劇場公開できる映画が大阪芸大だけで製作可能となりました。そこで昨年、大阪芸大グループ70周年ということもあり、9作目は念願の劇場映画で行くことに決定。記念事業の指揮をとっておられた岩崎富士男先生に伝えたところ、「いいタイトルだね、映像学科はやっぱり映画だね」と喜んでいただき、塚本英邦副学長のゴーサインも得て、『大芸大に進路を取れ』はスタートしました。
テーマは「芸術大学の就職」。大阪芸大の様々な学科で就活に取り組む学生たちと、彼らに寄り添う就職課女性職員の一年の物語。昨年4月に脚本が概ね完成、6月からは全学に呼びかけて一大オーディションを実施、舞台芸術他の学科から百人を越える応募がありました。学生役8人はその中から決定、ヒロインは本上まなみさんから快諾のお返事、学生たちの家族には本企画4回連続出演の妹尾和夫さん、浜畑賢吉舞台芸術学科長、そして業界の先輩に映像学科が生んだ人気俳優、一寸法師=前野朋哉君と、豪華キャストも揃い、真夏の富田林寺内町の燈路まつりからクランクイン。9月に大学女子駅伝予選会の撮影、11月には春から夏のドラマ部分を1週間ロケーション、年が明けて本年2月に3週間、秋から冬を学内の撮影所をフル稼働してクランクアップ。ほぼ半年に亘る撮影は、地元河内のイベント、スポットなども収めて10時間を超える映像となり、編集に手間を費やし1ヶ月遅れて5月末1時間30分の定尺に。最後に演奏学科の森川美穂先生の主題歌を入れて完成。6月17日、梅田ブルグ7で完成披露試写会を迎えることができました。
完成した映画は、塚本邦彦理事長が常々おっしゃられている大阪芸大の3つの自慢──設備、教員、そして学生、がたっぷりと盛り込まれているはずです。何より、大学が自前の人材と機材で、自分たち大学の映画を製作したのは前例のないことです。映画の製作撮影に協力を惜しまれなかった就職課他大学の関係者の皆様には、深く感謝いたします。
何より心に残る思い出は、2月の撮影現場で特別出演していただいた舞台芸術学科OBの藤吉久美子さんを、岩崎富士男先生が訪問された光景です。学生時代からの愛(まな)教え子に破顔一笑で両手を握りしめられた岩崎先生の、それが最期に見た笑顔となりました。
(映像学科長 大森 一樹)


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