アートイベント(学内)

2008年05月22日

DINING RENOVATION 3大学合同デザインコンペ優秀作品展

DINING RENOVATION 3大学合同デザインコンペ優秀作品展が学内で開催されています。
この展覧会はセック株式会社、千葉工業大学、広島工業大学と本学が主催となり先に行われたデザインコンペティションの優秀作品32点を展示しています。
セック 大阪芸術大学 千葉工業大学 広島工業大学
テーマは「Dining RenovationGo Back to the Basic」。外食シーンの空間リノヴェーションの提案です。「リノヴェーション」って何?という方も多いかと思います。よく住宅などの場合には「リフォーム」という言葉を使いますが、建築物などの改造・改築などをさす場合には「リノヴェーション」が正しい英語での表現なのだそうです。
セック 大阪芸術大学 千葉工業大学 広島工業大学
このコンペティションでは「空間デザイン部門」と「ファニチャーデザイン部門」があり、大学生ならではの自由な発想に基づく良く考えられた作品ばかりでした。アイスクリーム屋さんのための椅子だったり、一人だけでも鍋を楽しめる「鍋BAR」の提案だったり、プレゼンテーションもカッコイイ作品ばかりでした。実物大の模型を展示していて目に付いたのは、日陰茶屋の赤い毛氈が敷かれた椅子をイメージしたベンチ。ファニチュア部門賞の「winch」という作品です。完成度が高いです。
セック 大阪芸術大学 千葉工業大学 広島工業大学
最優秀賞は、大阪芸術大学デザイン学科の山下佳宏さんの作品「border『利用者が席を創る飲食店』」という作品です。これも提案の核となる作り付けの家具の一部分が実物で展示されています。これを見れば「アァ、なるほど」と提案の内容が一目でわかります。
セック 大阪芸術大学 千葉工業大学 広島工業大学
実はこの展覧会、320日に新宿パークタワーで行われた作品展の巡回展です。会場内奥にはそのとき同時に行われたデザインフォーラム「NEXT FIND」の様子が映像で流されています。そのときには喜多俊之先生の基調講演もあったようです。

今回のテーマの中にある「Go Back to the Basic」。リノヴェーション提案の前提として「小手先の改善ではなく、今一度、原点に立ち返ることを発想の起点とした」と趣旨が語られています。デザイン活動の中で大切な「原点に立ち返る」ということを課題として経験できる機会は非常に有意義です。こんな経験を繰り返して皆さん成長していかれるんですね。

DINING RENOVATION 3大学合同デザインコンペ優秀作品展
  平成20521日(水)→29日(木) ※25日(日)は休館
  10:00
17:00 ※但し24日、29日は16:00まで
  大阪芸術大学 芸術情報センター 展示ホールにて

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2008年05月27日

「温と色」展

52226日まで体育館ギャラリー2で行っていた「温と色」展に最終日の26日に行ってきました!!美術学科抽象コース4回生4人による展覧会です。
「温と色」展
会場に着くとノリノリな音楽が流れていました。癒し系の静かな音楽が流れている空間の展示は見たことがあったのですが、ノリノリの音楽が流れている空間での展示は初めてだったので、新鮮で面白かったです。その音楽が作品への想像をさらに膨らませてくれたと思います。
では、今回の主役たちの紹介をしていきます。

「温と色」展
●右2つの作品の作者、瀬戸美久萌(せとみくも)さん
彼女はアクリルガッシュの鮮やかな色を使って動物の絵を描いています。口を大きく開けているワニ、どっしりと構えているカエル・・・・彼女の作品はインパクトがあり、見ていると生命の力を感じます。

●残りの作品の作者、土谷菜緒(つちやなお)さん
彼女は油画で顔のない絵を描いています。笑っている、怒っている、悲しい、楽しい、などの感情の可能性を、彼女の作品を見ていると感じます。また、水彩で水を走らせた下地を描き、その上に顔を描いている作品も出しています。こちらは自由な水彩の動きが表情をつけてくれているので、そこが面白いと思いました。

「温と色」展
●左2つの作品の作者、豊田真実(とよたまみ)さん
彼女は油彩で風景画、想像の日常を描いています。色合いが暖色系と寒色系なので、両方見たときにそのときの気分で引き込まれる作品が変わりそうな気がしました。ちなみに私の今日の気分的には暖色系の作品に心奪われました。私が行った時に豊田さんがいらしたので、少しお話しました。彼女は個展を開くために現在作品制作を頑張っているそうです。

●右2つの作品の作者、奥川明都佐(おくがわあずさ)さん
彼女もギャラリーにいらしたので作品についてのお話を伺いました。右から2つ目の作品「自立」は親指が半分切れた状態の絵になっています。半分切れていることが親からの自立という意味が込められています。両方の作品の意味を聞いて作品に見入ってしまいました。そして、作品を見ながらいろいろと考えてしまいました。彼女は近々始まる教育実習に向けて今、準備を頑張っているそうです。

「温と色」展を見て、4人それぞれの色彩と形から生まれるさまざまな熱を感じることが出来たと思います。展示は終わってしまいましが、彼女たちの今後の活躍に期待したいですね。

投稿者: おりえ (芸術計画学科・3年)


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2008年06月01日

雨の降る展覧会

もうすぐあのじめじめした季節がやってきますね。そうです、梅雨です。
髪がまとまらない、顔がべとべとする、カビが生える、なめくじがでる・・・
なんだか梅雨を思い浮かべるとマイナスなことしか浮かんできません。
プラスなこともいっぱいあると思うんですが。いやはや。
みなさんは雨は好きですか? 嫌いですか?

今、体育館ギャラリーでは美術サークル「アート・ラボ」の展覧会が行われています。
雨の降る展覧会
題して、「雨の降る展覧会」。先取りしてますね~。一歩足を踏み入れるともうそこは「雨」の世界です。平面、立体、空間、音。さまざまな方法でそれぞれが思う「雨」を表現しています。
雨の降る展覧会
最初の部屋は平面の作品が多くサラッとした印象を受けました。天井に吊るされた傘がなんとも良い感じです。真ん中の部屋には参加型の展示があり、みんな思い思いに絵や言葉で傘を彩っていました。ひとつずつ読んだり、見たりしていると真剣に雨のことについて描いている人もいれば全然関係ないことを描いている人もいたり。なかなか面白いです。
雨の降る展覧会
雨の降る展覧会
三番目の部屋は平面と立体の作品が半々くらいで最初の部屋とはまた違った空間になっています。ここでは人形やピンクのカエルといった立体の作品が独特な存在感を放っています。

アート・ラボの部長、河村啓生さんに聞きました。

Q
:なぜ「雨」をテーマにしようと思ったのですか?
A
:もともと「水」っていう存在に惹かれていたのと、欧米から見ると少し特殊らしい「日本人の自然感覚」を生かした(表現できる)企画をやってみたいという思いがありました。それで去年の同時期にアート・ラボとデッサン部の合同展として「つがい ~水とお湯~」をやったのですが、そのときに「雨」を疑似体験する方法として吊るした傘の上から「傘にあたる雨音」を流す事を思い付いたんです。そのアイデアを作品か展覧会という形で実現させてみたい、というのがはじまりでした。

Q
:河村さんにとって「雨」とは何ですか?
A:僕は今回出品している2作品でそれぞれ全く別の「雨」を提示しています。どのような「雨」かは、実際に観て考えて(感じて)ほしいので言いませんが、どちらも僕にとっては「雨」であると共に、「雨」のひとつの面でしかないと思っています。

Q
:「雨の降る展覧会」の一番の見所はどこですか?
A:男子用トイレですら美術館に置けば美術品に成り得るように、どんな作品でも「雨の空間」に置かれることで「雨の作品」になってしまうことが有り得ます。実際、「雨の空間演出があるために、あえて作品に雨のモチーフを入れなかった」という作品も出品されています。雨音を含めた空間演出と部員の作品たちが、どのような響き、あるいは不協和音を奏でているか。個を個として見るだけではなくて、そういった演出と作品の「相乗効果」や「擦れ合い」にも目を向けてほしいです。

と、とても丁寧に答えてくれました。私たちにとって「雨」とは何なのかということをとても深い所まで考えている方です。 河村さんが答えてくれたことを参考にしながら作品を見ていただけたらまた新たな発見や作品との関わり方ができるかもしれませんね。私が一番印象に残っているのは会場全体に流れている音の作品でした(写真に表せないのが悔しい!)。雨の音が心地よく、会場を優しく包み込んでいるようでした。
雨の降る展覧会
ちょうど制作者の河合さんがいらっしゃったので少しだけインタビューをさせていただきました。
制作する上で苦労したことは何かを聞いてみたところ、「展示している作品やそれを鑑賞するお客さんのジャマにならないように、目立たないようにすることが難しかった」とのことでした。

音ひとつで会場の雰囲気も作品の見方もずいぶん違うものになるようです。ちなみに河合さんに雨は好きか嫌いかを聞いたところ、「雨は嫌い」との答えが。しかしこの展覧会に関わり、雨の音の制作をしているうちに「嫌いではなくなった」とのことでした。嬉しい限りですね。
 
私も「雨の降る展覧会」に行ってみてから雨に対する考えがちょっとだけ変わったような気がします。ちょっとだけ雨の季節が楽しみになりました。

雨の降る展覧会
5
28()→62日(月) (※61日はお休みです)
10:00→19:00
(最終日は15:00まで。)
体育館ギャラリーにて開催されています。開催期間が残り少ないのでお急ぎを!
雨の好きな人もそうでない人もどうぞ足を運んでみてはいかがでしょうか?

投稿者: とも (芸術計画学科・2年)

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2008年06月07日

GPD展

本日まで総合体育館ギャラリーで行われているのが「GPD展」です。これは「芸大パフォーマンスドール」の「G」「P」「D」。ジャグリングなどのパフォーマンスを行う大道芸のクラブです。
  GPD展 芸大パフォーマンスドール
大阪芸術大学には他に一見同じような活動内容にも思える「むつごろう雑技団」というクラブもあり、お互いがライバル視しているかどうかは定かではありませんが、統合されないのはきっと刺激しあうことで、お互いの技術の高めているんだと思います。
GPD展 芸大パフォーマンスドール GPD展 芸大パフォーマンスドール
さて、この展覧会について芸大パフォーマンスドールの渉外担当の木村優希さんにお話を聞いてみました。芸大パフォーマンスドールには、日本画専攻、デザイン、キャラクター造形、演奏、ガラス工芸、テキスタイル染織、写真、放送(広告専攻)など分野の違うメンバーがいます。「このメンバーで展覧会をやってみたら、一体どんな展覧会になるだろう?」って考えて、それを実現してみたいと思ったのだそうです。
いいですねー、その視点。そう、そうやってドンドン、コラボレーションしてください。これからも。
GPD展 芸大パフォーマンスドール
作品にはメンバーのキャラクターや道具や衣裳を生かしてつくられたカードゲームや、パフォーマンス用の衣裳、学外で催された公演の様子の映像などを見ることができました。
GPD展 芸大パフォーマンスドール
GPD展 芸大パフォーマンスドール
ジャグリングといえば、やはりピエロを連想します。ガラス工芸でつくられた「ピエロの誕生」という作品もありました。なかなかロマンチックな作品です。
GPD展 芸大パフォーマンスドール
受付でもらえるスタンプラリー用のカードに、各コーナーに設置されたスタンプを押していくと会場の出口のところで、バルーンのプレゼントがありました。
GPD展 芸大パフォーマンスドール
芸大パフォーマンスドールでは年間を通じて、小学校やお祭ごとなど、随時学外からの公演依頼を受け付けているそうです。詳しくは、GPDのホームページをご覧ください。
●芸大パフォーマンスドールホームページ
http://gpd.kuronowish.com/

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2008年06月08日

歌舞伎鑑賞教室

個人的にも毎年楽しみにしている「歌舞伎鑑賞教室」が今年も行われましたー!!
大阪芸術大学 歌舞伎鑑賞教室
昨年までは平日に行われていたので授業の合間にフラッと訪れる学生で満席だったのですが、今年は土曜日に行われた為か学生が少なく空席が目立ってちょっぴり残念でした。
「歌舞伎鑑賞教室」は初心者でも楽しめるように、第一部で歌舞伎の基礎知識が解説され、第二部で作品上演という流れになっています。

今回は、坂東薪車さんが効果音の紹介に重点を置いて解説してくださいました。

まずは「鳴物」という大太鼓の紹介です。風の音、水の音、雪の音が実演されたのですが、私は雪の音が一番印象に残りました。実際には雪が降る音なんてないはずなのに、「どぅん・・・どぅん・・・」と大太鼓をたたく音がすると、しんしんと降り積もる雪のイメージが広がってすばらしかったです。

つづいて、板を拍子木のようなものでたたく効果音「ツケ」が紹介されました。坂東薪車さんが実際に立役、女方の駆け出す様子を演じてくださり、力強い男性のツケとかわいらしい女性のツケの違いがとてもわかりやすかったです。

効果音の紹介が終わると、「立回(たちまわり)」の説明です。山型に刀を振りかざす動きなどを組み合わせることによって殺陣が構成されていることを、実演を交えてわかりやすく解説してくださりました。

そして学生四人が舞台にあがり、立ち回りを体験することに!!
二人一組となり、刀を持って見様見真似で挑戦しますが、やはり素人なのでどうしていいかわからないご様子。プロの凄さを実感したところで、お手本を見せてくださったお二人から手早く型や見得の切り方を教わり再挑戦

みなさん見得の切り方に悩んでおられましたが、舞台芸術学科演技演出コースの女性が「どうしていいかわからない」と言いながら立派な見得を披露してくださり、会場が沸きました!!
体験コーナーの後は短い作品も上演され、客席では「第一部は解説だけやと思ってたからお得な気分やな~!」という声がチラホラ。
作品については詳しく知りませんでしたが、動きを見ているだけでも十分楽しめました。

そしていよいよ本日のメイン!第二部の「俊寛」は流刑の地、鬼界ケ島を舞台に描かれた作品で、俊寛をはじめとする登場人物の人間性がとても魅力的に演じられていました。前半部分では千鳥と成経の結婚など、微笑ましい場面が多く見られましたが、クライマックスでは俊寛と瀬尾の壮絶な死闘が繰り広げられ、その迫力には釘づけになってしまいました。船や岩頭などのセットも立派でますます作品の世界に引き込まれました。

現代の私たちが映画やドラマを観るように、昔の人たちはこのような舞台を楽しんでいたのだと思います。ついつい西洋のオペラや映画に目を向けがちですが、これからは歌舞伎を含め、日本の伝統芸能もしっかり勉強したいと思いました。

投稿者: みか (大学院・演奏 2年)

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