2009年01月21日

彫刻コース 「総合素材」の展覧会

学年末のこの時期、学内では様々な発表が行われています。卒業制作ムード、修了制作ムードの中、2年生・3年生もガンバっています。
文庫本の装丁デザイン シルクスクリーン 合評会
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号館1階ロビーではシルクスクリーンで作る「文庫本の装丁デザイン」が展示されており、ちょうど3年生の合評会の様子をみることができました。選んだ本の内容からその世界観を噛みしめ、自分なりにデザインで表現します。どれも結構本格的です。
文庫本の装丁デザイン シルクスクリーン 合評会
一人ずつ順に自分が作品に込めた思いを発表していって、終わるごとに拍手が起こっていました。

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号館の306教室では、美術学科彫刻コース(総合素材)の2年生による「一日だけの展覧会」が行われていました。会場に入るなり「あっ、何か踏んじゃった!」。足元には痛々しくバラバラになった熊さんの事件現場。ちょうど会場にいらっしゃった川口貴子さんの作品です。
総合素材 日置智也 川口貴子
聞いたところ、展示してあった机を受付用として使うため移動する際、熊さんの作品を載せたまま引きずったのだとか・・・。その時、バランスを崩した熊さんが転落。転落事故の現場をそのまま作品として展示することになったのだとか。ご愁傷さまでした。
総合素材 日置智也 川口貴子
「(もうひとつの)人形でなくてよかった。」と、笑う川口さん。そのもうひとつの作品。「えぇっ!」(驚)
細かなところまですごく精巧に作られていて、今にも動き出しそうな表情です。

総合素材 日置智也 川口貴子
総合素材はいわゆる彫刻でイメージする「石」、「木」、「鉄」、「粘土」などの素材だけではなく樹脂や繊維素材など身の回りにある様々なものを材料として立体作品を制作しています。
総合素材 日置智也 川口貴子
材木の切れ端に釘をたくさん打ち付けて生き物のような表情を見せる作品や「種」をモチーフにしてその形の要素を形で表現した作品などいろいろありました。
総合素材 日置智也 川口貴子
いろいろな材料と出会い「あっ、この形面白い」「この質感面白い」とか、面白がって作られていく造形は見る側にもシンプルな楽しさがあります。また「これはこう使うべきもの」といった既成概念を払拭し「こんな風にも使えるんじゃないかな」と構成される作品からは右脳を刺激されるような発見もあり、ワクワク感にも似た楽しさがあります。
総合素材 日置智也 川口貴子
総合素材の先輩には「展 –TEN- Final in図書館」の時に階段の吹き抜けに飾られていた作品「Internal Flower」の作者・日置智也さんもいます。こんな素敵な作品が生まれる土壌の総合素材は「彫刻」という概念を変えてしまうほど。立体作品の可能性を感じます。

ちなみに「展 –TEN- Final in図書館」は終了していますが、一部の作品は2月末まで展示されています。見逃した方は是非ご覧ください。日置さんの作品も見れますよ!
展示スケジュールは次の通りです。
    2階閲覧室 デザイン副手 永田明日香 イラストレーション「BEAR
・  2階閲覧室 大学院環境・建築助手 佐々木康宏 「amairo」
    3階閲覧室 大学院陶芸助手 金 理有 陶芸「OOPARTS」 
    3階閲覧室 大学院デザイン助手 上野真希子 unbridgeable gulf
    3~4階 階段 大学院彫刻1年生 日置智也 Internal Flower

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2009年01月20日

たった3日間だけ? アンコール、アンコール!

今月13日のブログでも紹介しましたが、学内では大学院作品展が続いています。それぞれの分野ごとに3日ほどの短い展示期間でめまぐるしく作品が入れ替わっています。今日からは博士課程[前期]造形系(絵画・彫刻)の作品が展示されており芸術情報センターは新たな盛り上がりを見せています。展示ホールにも作品が展示されていますが、アートホールにも。
のぞきからくり 地獄極楽 勧善懲悪 赤嶺圭吾
そして、今、実験ドームがスゴイことになっています。
北村章 アンコール きたむら 実験ドーム
もうそこはトゥームレイダースの最終ステージに迷い込んだような空間です。ここに展示されている舞台美術のような作品は芸術制作専攻(絵画)の北村章さんの修了制作作品です。実験ドームはもともと独特な雰囲気で音響も外とは違う場所なので、北村章さんの作品がこの空間の独自性と融合して、また新たな価値を生み出しています。
北村章 アンコール きたむら 実験ドーム
アンコール』と名付けられた作品は、北村さんご自身がカンボジアで感じてきたパワーを表現した作品だそうです。学内で展示された作品でここまで大きな作品を見たことはありません。はじめから実験ドームでの展示を想定して作品を計画されたそうで、天井にまで届きそうな高さ、作品の拡がりは場所に対して絶妙のバランスです。
北村章 アンコール きたむら 実験ドーム
作品は大きくなればなるほど、ディティールまで十分に手をかけることができなくて荒くなったり、ただ大きいだけで作品全体が幼稚なものになるケースがありますが、北村さんの作品は全く違います。アンコールの文化、歴史や民族、カンボジアの自然、光と影、古代遺跡の神秘的な雰囲気などこの空間全体で表現されています。
北村章 アンコール きたむら 実験ドーム
会場にはこの作品の躯体制作に協力いただいた楢木正信さんが来られていました。作品の規模と「実質3ヶ月」という制作期間を聞いて本当に完成するのかと大変心配されていたそうです。北村さんも「社長(楢木)に木を切ってもらっておいて、(作品が)できなかったでは大変失礼だと思い徹夜してでも完成させるように頑張りました。最後はやはり徹夜でした。・・・」と笑っていました。

実験ドームの独特の暗さの中でこれだけ巨大な作品となると写真を撮るのも苦労します。見学に来ていた方は床に寝転がって、ブレないように身を固くしてシャッターを押していました。私のカメラで目いっぱい広角にしてもフレームに収まりませんでした。
北村章 アンコール きたむら 実験ドーム
サントリーミュージアムにも展示される予定ですが、その時は少し規模を縮小するのだとか。フルスペックで見れるのは今だけです。是非、実物を見に行ってください。繰り返しますが、この展示「たった3日間」だけというのは本当にもったいない・・・。たくさんの方に見て頂きたい。だからどこかでアンコール!

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2009年01月19日

「ゲーダイガー」愛され20年

大学入試センター試験が終わりました。でも試験はこれからが本番、今、受験生は入試シーズン真っ只中ですね。センター試験の試験場だった学内はまた平和な雰囲気に戻ったように見えます。が、芸大の在校生も授業中試験、レポート提出など忙しくしています。後期の授業は21日(水)で終了し22日からは学年末試験が始まります。
ブログを読んでいただいている皆さんにこの忙しい時期をアグレッシブに活動してもらえるように「スーパーキノコ」をご鑑賞いただきましょう。
スーパーキノコ
学内に出現してすぐ消えてしましましたが、タイミングよく遭遇することができました。壁紙にするもよし、待受け画像にするもよし。

さて本日の読売新聞朝刊に『「ゲーダイガー」愛され20年』という見出しで大きく...( Geidai Action Team)の活動が紹介されていました。
読売新聞 平成21年1月19日付(朝刊) ゲーダイガー GAT G.A.T.
(読売新聞 平成21年1月19日付(朝刊))

そう、大阪芸術大学が誇る戦隊ヒーローゲーダイガー」は、学園祭などで子供達に大人気です。関西各地の幼稚園や自治体などから依頼を受け、無料でショーを披露します。昨年秋の学園祭のショーは「ゲーダイガー20周年記念ショー」となりました。G.A.T.OBの方々が久しぶりに手作りの衣装に身を包み、“自分の居場所”を再確認するように楽しいショーを見せてくれました。仮面の下できっと誇らしげな表情だったんだろうなぁ。加齢をネタにしたトークもちょっぴり自虐的で面白かったです。
誌面では「・・・羽曳野市などでは地元商工会がG.A.T.からノウハウを学び「英雄戦隊コーダイガー」を結成し、商店街イベントでショーを展開。もはや、ただのお遊びではない。・・・」と紹介されています。面白いこと本気でトコトンやっちゃう感じ。これが大阪芸大の校風なんだろうと感じます。これからも大阪芸術大学のシンボリックなヒーロー「ゲーダイガー」の活躍を応援していきたいと思います。G.A.T.の皆さん頑張ってください。

現在、一般入試とセンター試験利用入試(I期)の出願期間中です。
出願は明日120日(火)までの消印が有効です。
出願予定の方はお忘れなきようご投函ください。


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2009年01月17日

大学入試センター試験、1日目終了。

大学入試センター試験の1日目が終わりました。大阪芸術大学試験場では交通機関の乱れや天候の異常もなく、試験は滞りなく終了しました。ひとまずホッと一息。しかしながら、受付を担当していただいたスタッフから聞いたところ、何故か間違って登校してきた在校生がちらほらいたとか。駅からスクールバス乗り場まで来る間に、どうして気付かなかったの?喜志駅からバス乗り場まで“目をつぶってても”来れたとしても、つぶっててはいけませんよ(笑)。バスの中の雰囲気もいつもと全然違っていたはず。センター試験の日は在校生であっても入校は許可されていません。ちゃんと覚えておいてくださいね。

センター入試期間中、学内のネタがありませんので今週気になった出来事をひとつ。
11号館にある「学生第一食堂」の外にはちょっと変わった螺旋階段があります。12号館側って言えばわかりますかね?バス停側から見ると“UFO通り”の始まるところ。
鹿威し ししおどし shishiodoshi
その螺旋階段を使って連鎖していく“
鹿威しししおどし)”が稼動していました。この“鹿威し”、いつから設置されていたかはわかりませんが、この本稼動後すぐに撤去されていました。貴重なタイミングで写真が撮れてよかったです。
鹿威し ししおどし shishiodoshi
和風の庭園にある
鹿威し”は竹が石を叩き、静けさを一喝するように音が響きます。その音によって逆に静寂のほうが印象に残るのですが、この“鹿威し”は大変賑やかなものでした。
昨年放送されていた産学協同テレビドラマ「ブロードキャストASUKA」のあるシーンに、芸坂を使った大規模な「流しそうめん」がありました。今回の“鹿威し”、遊び心としてその「流しそうめん」と同様に満点です。こういう発想っていいですね。大学の特徴的な部分を使って、その場所をいつもとは違う見え方に変えるというやり方。「それはアートなの?」「それはアートです」。持論ですが。


全くお話は変わりますが・・・
ブログ個展取材ていだい
本学美術学科の卒業生、
館勝生さんが、116日永眠されたそうです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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2009年01月16日

ソリスティックさが必要です。

年末のブログで紹介したラブリーホールでのコンサートの練習が学内で行われているということを知り、早速その様子を拝見してきました。夕刻、もうすっかり暗くなった時間帯からの練習でしたが、熱のこもった感じは研究室の外からも良くわかりました。
アンサンブル クラリネット ファゴット ホルン オーボエ フルート
部屋の外にまで河野正孝先生の厳しい口調での指導が響いていました。練習会場にお邪魔することが相当ためらわれましたが、そこは勇気をもって「失礼しまーす」。音が途切れた瞬間にソーっと扉を開けました。
アンサンブル クラリネット ファゴット ホルン オーボエ フルート
クラリネット、ファゴット、ホルン、オーボエ、フルートの合奏で「F.ダンツィ 木管五重奏曲 変ロ長調」という楽曲が練習されていました。ホルンのソロパートと他の演奏との調和の部分や、オーボエとクラリネットが呼応するようなタイミングで演奏する部分などなど、細かい部分まで緻密に構成されていく様子がわかりました。
アンサンブル クラリネット ファゴット ホルン オーボエ フルート

練習後、クラリネット専攻の大学院生、碇さんにコンサートの見どころ(聴きどころ)を教えてもらいました。
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今回は、ピアノを中心に木管五重奏、ソプラノと管楽器、という編成で演奏します。12月のコンサートは八重奏という編成で、アンサンブル力が求められていましたが、今回の五重奏では各楽器(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)一本ずつなので、ソリスティックさが必要です。各楽器の名人芸をお楽しみいただければと思います。
ピアノは、普段は一人で演奏することが多いのですが、今回は室内楽ということで、メインでありつつも伴奏の役目もあります。管楽器との掛け合い(対話)を楽しんでいただきたいと思います。曲は、日本民謡などを演奏しますので親しみやすいと思います。
歌も、F.メンデルスゾーンの歌の翼、小林秀雄の落葉松と、有名で親しみやすい曲を演奏します。
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皆さん是非、このコンサートを聴きにラブリーホールにお越しください。
アンサンブル クラリネット ファゴット ホルン オーボエ フルート

●アンサンブルの夕べ
 2009123日(金) 開演/19:00 (開場/18:30
 会場/ラブリーホール 大ホール・ホワイエ
     河内長野市西代町12-46 TEL:0721-56-6100
     (南海高野線・近鉄長野線「河内長野駅」より西へ徒歩約7分)
 出演/河野正孝(オーボエ)、碇健雄(クラリネット)、西田智香子(ソプラノ)、
     片寄伸也(ファゴット)、佐藤悠(フルート)、松下あや香(ホルン)、
     北谷千智(ピアノ)
 予定曲目/ピアノと管楽のための五重奏曲、変ホ長調作品16(ベートーヴェン) 他
 入場料/前売り/1,000円  当日/1,200円  L・カード会員料金/900
       (全席自由・税込み) 【限定150名】
      チケットのお問合せ: 090-9990-1733 【学生代表 碇(いかり)さんまで】


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