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大阪芸術大学体育会 アメリカンフットボール部OB会支部
大阪芸術大学体育会アメリカンフットボール部 総監督 岡田 邦彦

今春、学生アメリカンフットボール部の不祥事が多くのマスコミに取り上げられ大学体育会のあり方がいろいろと議論されていました。
また、アマチュアレスリングやボクシングなどにおいても指導者の問題が取り上げられております。
つい最近も日本大学チアリーディング部において女性監督によるパワハラが判明し監督が解任されることになりました。
7月31日に関東学生アメリカンフットボール連盟が日本大学アメリカンフットボール部に対し次のような指摘がなされました。「日大アメフト部の学生たちには学生スポーツに求められる高等教育を受ける学生としての、またスポーツ選手としての社会的な成熟、倫理観、常識などの欠如があった。その結果選手が主体的に考え、行動するより思考停止して監督の指示にただ従えば良いとするチーム体質があった」この指摘は日本のアマチュアスポーツ全体が教訓にすべきものであるように思います。
問題を起こした指導者においては、いずれも圧倒的に強い立場で組織や選手を支配し、逆らえない環境を構築していることであります。

我々大阪芸術大学アメリカンフットボール部においては主役はあくまで現役選手です。
勝てば選手が頑張った、負ければ監督・コーチの指導力が足らなかったということです。
またOB会も金は出すが口は出さないというのが創部当時からの不文律です。
我がチームに入部してくる大半がアメリカンフットボール未経験者です。大学に入るまでスポーツクラブに一度も入ったことがない選手もいます。強いチームの監督、コーチは入部してくるほぼ全員が経験者なので戦術や戦略だけを考えれば良いのですが、我々スタッフはまずこのスポーツを好きになってもらうと同時に怪我をしないように基礎体力を作る指導からしなくてはなりません。
スタッフの最高の喜びは、入部してくれた全員が四年間歯を食い縛って苦しい練習を乗り切り、リーグ戦を戦い、卒部の時に見せる彼らの素晴らしい笑顔です。
昨年、1967年の創部以来初めて学業優先のためリーグ戦を棄権することになりました。


朝日新聞より

夏の苦しい練習を乗り切って選手たちは勝利を目指し頑張っていたのですが、リーグ戦全てが土曜日となり2試合棄権せざるを得なくなりました。苦渋の選択でしたがやはり当たり前のことですが学業優先です。
この棄権は後日、朝日新聞社から取材を受け10月14日の朝刊に学生スポーツの在り方に一石を投じるという記事となりました。

OB会、スタッフ、現役全員の目指すところは強いクラブ組織ではなく、品格のあるクラブ組織です。
『威張らず、誇りを持って勝て。言い訳をせず、品位を持って負けよ』この精神を貫き大阪芸術大学でアメリカンフットボールを四年間やったということが一人一人の心の中に一生の宝物となるようなVipersであり続けたいと思っております。

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編集>> 塚本学院校友会 企画広報委員会 発行人>> 福永亮碩