本サイトはInternet Explorerには対応しておりません。Chrome または Edge などのブラウザでご覧ください。
Information
出版

「東洋文字文化研究―白川静博士とわたしの印学(下)―」(『立命館白川静記念 東洋文字文化研究所紀要』第14号 所収)

2021.04.13


【著者】

久米雅雄(大阪芸術大学 通信教育課程 客員教授)


【出版】

立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所


【定価】

非売品


【発行日】

2021年3月30日


【内容】

2020年3月30日に立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所より「東洋文字文化研究―白川静博士とわたしの印学(上)―」を刊行していただいた。コロナ禍はそののち変異型も登場してまだまだ収束を見ない状況であるが、2021年3月30日に『紀要』第14号が出版され、昨年と同名の論文の(下)が公刊された。上篇では「中国と日本における甲骨文・金石文の研究略史」や「わたしの印学」と題する1983年から2018年までの筆者の印章研究の書誌が掲載されたが、下篇では「白川静博士との出遭いとわたしの印学研究」「印学研究の個別的成果とその方法論」「福岡県糸島市三雲遺跡出土刻書土器の文字学的検討と白川文字学の検証」などが収められている。1984年から2006年(ご逝去)までの白川静先生から頂戴した書簡や葉書や書物なども紹介させていただいている。若き日に何と、そして誰と出遭うかはきわめて重要である。よき師、よき友、よき家族にまみえることは至宝ともいえる。本篇はそれらのことを含めた大学3回生(1968年)以降、2020年に至るまでの研究史であるとともに自分史の要約でもある。これら『紀要』の上下篇が些かなりとも学問や芸術に携わろうとする若い方々やリカレントの方々への励ましとなれば嬉しく思う。