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学内向け

【重要】新型コロナウイルス感染症への本学の対応について(2020年5月20日)

2020.05.20

2020年5月20日

大阪芸術大学学生の皆さん
保護者の皆さま

大阪芸術大学
学長 塚本 邦彦

このたびの新型コロナウイルス感染症は、依然世界中で猛威をふるっており、先の見通せない状況が続いております。新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方とそのご家族にお悔やみ申し上げます。また同感染症に罹患された方にお見舞い申し上げます。そして医療の最前線でこの感染症と戦い続けておられる医療従事者の皆さまに感謝申し上げるとともに、深く敬意を表します。あわせて、この感染症の影響下で本学において始まった、新しい授業形態に果敢に取り組んでいる学生の皆さん、教職員の皆さんに敬意を表します。

ここでは、新型コロナウイルス感染症への本学の対応の一端をご報告申し上げます。


授業について


本学では、政府による緊急事態宣言発出とそれに伴う大阪府の休業要請をふまえ、当初の予定からおよそ1ヶ月遅らせた5月8日から授業を開始いたしましたが、学生の皆さんの健康を第一に考え、当面は遠隔授業のみとしております。本学の遠隔授業は、学生ポータルシステム『大阪芸大UNIPA』の学習支援システム、Zoom等のWeb会議システムを用いた同時双方向型、あるいは動画をダウンロードして視聴するオンデマンド型、そしてこれらの組み合わせにより実施しております。
今後、緊急事態宣言が解除されたのち、実際にキャンパスに登校して受けていただく対面授業については、十分な感染防止対策をとりながら、一部の実技科目や実習科目、演習科目から始めることとなります。
対面授業の開始については、現在帰省中の学生の皆さんが下宿等に戻るために必要な日数を考慮し、緊急事態宣言が解除されてから1週間程度後を予定しています。
対面授業の開始日は大阪芸大UNIPAでお知らせいたします。


施設設備について


遠隔授業実施にあたり、Web会議システムのライセンスを増やし、学内Wi-Fi環境の整備拡充に取り組んでいます。
また、対面授業開始に向けた『3密(密閉・密集・密接) 』防止対策として、教室の窓への網戸設置や、窓のないスタジオ等の換気促進のためのサーキュレーターの設置、食堂等の座席の非対面配置を進めています。さらに食堂の混雑緩和のため食卓や座席を分散配置し、テイクアウトメニューも増やす計画です。
対面授業開始後は、授業開始前に各施設の共用部分(トイレや出入口のドアノブ等)を消毒いたします。


スクールバスについて


対面授業開始後のスクールバス運行にあたっては、乗務員の健康管理、手指消毒、マスク着用を徹底します。また、車内の換気(一部窓を開ける。空調を外気導入に設定する)や適時消毒を実施し、乗車人数を制限(密集にならないよう間隔をあけて乗車)して運行します。あわせて、車内感染予防の協力要請を車内アナウンスいたします。


学費について


本学では授業料と施設設備費をあわせて学費としております。学費は、その時々の月謝や施設使用料として納めていただいているものではなく、公益性の高い教育機関である大学が、将来にわたり継続的に運営し続けていくことを目的として定めております。平常時に必要とされる経費はもちろんのこと、地震や台風、そしてこのたびのコロナ禍など、さまざまな大規模災害に遭遇した非常時も、速やかに復旧し、学びを止めず、教育機関としての社会的責務を果たしていかねばなりません。本年度の学費についても従来通り納入をお願いしておりますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。


修学支援について


今回のコロナ禍により、アルバイト収入が減ったり、遠隔授業の受講環境を整えたり、大きな修学環境の変化に対応することになった本学通学課程の学生の皆さんを支援するため、『大阪芸術大学学生支援緊急給付金』として、一人当たり50,000円を給付いたします。受給要件、手続き等については、後日、大阪芸大UNIPAでお知らせいたします。
 また、新型コロナウイルス感染症の影響により家計支持者が失業するなど、家計急変により就学継続が困難になった方を対象に、『緊急奨学金制度』を適用することといたしました。こちらの受給要件、申請方法等についても、後日、大阪芸大UNIPAでお知らせいたします。
これらの新制度以外にも、既存の『授業料3割減額免除』や『学費延納』の制度がございますのでご活用ください。


大阪芸術大学では、学生の皆さんの命と健康を守ることを最優先にしつつも、学びを止めることなく、学生の皆さんが満足して卒業の日を迎えられるよう、教職員一丸となって取り組んでおります。この新型コロナウイルス感染症の時代における最善の芸術教育を実現するため、共に歩んでいただきますよう、学生の皆さん、保護者の皆さまにはご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。