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【著者】
久米雅雄(大阪芸術大学 通信教育課程 客員教授)
【出版】
立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所
【定価】
非売品
【発行日】
2020年3月30日
【内容】
筆者は大阪府教育委員会(現教育庁)文化財保護課の考古学・美術工芸の専門職を経たあと、2008年以降、本学に勤務。2001年に立命館大学より『日本印章史の研究』に対し博士号〔文学〕を授与され、2010年には『第4回白川静賞』を受賞した。今回の『紀要』第13号に掲載された「東洋文字文化研究―白川静博士とわたしの印学(上)」は大学からの依頼によるもので、来年3月発行予定の下篇とともに2か年にわたって連載される。上篇では第1章から第3章まで「中国と日本における甲骨文・金石文の研究略史」や「わたしの印学」と題する1983年から2018年までの筆者の印章研究の書誌、下篇では第4章から第7章まで「白川静博士との出遭いと学恩」「印学研究の個別的成果」(国宝金印・新邪馬台国論・邸閣論)「白川文字学の検証」(咊口論)が扱われる。引き続き学如不及に努めます。