スペシャルインタビュー 杉山 佳寿子 教授

感情をコントロールし、瞬時に使い分ける。

かつて舞台や映画、ラジオ、声の吹き替えなどはすべて俳優の仕事のなかにありました。それがときを経るなかで細分化され、アニメブームなどの影響もあり、声優という職業が生まれたのです。
そして俳優というのは特殊な仕事で、台本に「泣け」と書かれていたら、すぐさま泣かなければいけません。そしてときには、悲しいときにゲラゲラ笑わなければいけないし、とても幸せな気持ちのときに悲しく泣かなければいけないこともあります。とくに声優は、画面の動きに言葉を合わせていく作業があるので、その分、俳優よりも瞬発力を求められる場面が多いかもしれません。感情をコントロールする力がとても大切なんです。

杉山 佳寿子 教授
声優・舞台女優 声優コース
愛知県出身。テレビ・ラジオなどで活躍。1967年より声優の仕事も始め、『アルプスの少女ハイジ』のハイジ役、『キテレツ第百科』のコロ助役などを演じている。
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プロになるためには、コツコツ努力することが大切。

声優コースでは、2年生から本格的に声を使って演技をする方法について学んでいきます。その基礎となるのが「メソッド演技法」。私の授業では、最初の課題として手のなかに空想のカップをつくってもらい、そこに飲み物を入れて、暖かさや冷たさ、匂いなどを表現してもらっています。これが思いのほか難しいんですね。豊かな感情表現力がなければ十分に中身の魅力を伝えることはできませんし、加えて集中力や持久力なども必要になります。ですから、多くの課題を課すことになるかもしれませんが、コツコツと努力を積んでください。それがプロへの道です。

五感をよく働かせ、声優になるための素養を磨く。

声優というめざしたい世界を見つけられたことだけでもすごいこと。思う存分にチャレンジする場が大阪芸大にはあります。ぜひこの場で多くのことを学び、プロの声優として羽ばたいていってほしいと思います。
そして、ひとつアドバイスをするとすれば、若いうちから多くの体験をすることが大切です。友達、家族、恋人といった周りにいる人たちと一緒に泣いたり、笑ったり、怒ったりしてください。一度も泣いたことがない人間に泣く演技はできませんよね。五感をよく動かすというのは、それだけで声優になるための素養になるのです。

杉山 佳寿子 Works

『アルプスの少女ハイジ』
数々の人気作で声優を担当してきた杉山先生。不朽の名作『アルプスの少女ハイジ』では主人公ハイジ役を演じる。
『アルプスの少女ハイジ』公式ホームページ
http://www.heidi.ne.jp
作品 ©ZUIYO
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