本サイトはInternet Explorerには対応しておりません。Chrome または Edge などのブラウザでご覧ください。
Information
アート・展覧会 博物館

所蔵品展 「戦後のグラフィック・ポスター」

2015.01.01

内容
ポスターは「社会の鏡」とも呼ばれ、造形的な価値だけではなく、その内容から、制作された当時の社会情勢をうかがい知ることのできる資料でもあります。ポスターには見た瞬間に、広告主と大衆との橋渡しをしなければならない役目があり、簡単かつ明瞭にその告知内容を把握させる必要があります。しかしながら、大衆の目を向けさせることが第一の目的であるポスターは、当時最新の芸術要素が盛り込まれている必要もありました。優れた楽しいアイデアが生かされた作品には、見るひとの目を惹き、心ときめかせる何かがあります。ユーモラスなもの、ウィットに富んだもの、色や構成に着目したものなど、デザイナーのセンスと工夫が四角い紙の上に繰り広げられているのです。
この展覧会では、本学所蔵の「欧米のポスター100・1945-1990」から、商業ポスター、公共ポスター、文化ポスターと制作された目的別に約20点ずつ、それぞれ年代順にご紹介します。また、冷戦時代に東欧諸国で制作され、厳しい情勢のもとで独自の表現が生み出された「ポーランドポスター」も合わせて展示し、ポスター表現の幅広さをご覧いただきます。このほか、開校以来に制作された本学ゆかりのポスターコーナーを設け、本学での歴史も概観いただきたいと思います。大阪芸術大学グループ創立70周年の記念の年でもある今年、戦後世界が、そして本学が歩んできた時代背景を、ポスターを通して感じ取っていただければ幸いです。

※ 本展のポスターは太田美波(デザイン学科3年生)がデザインしました。

出品内容・「欧米のポスター100・1945-1990」より65点
・ポーランドポスター15点
・大阪芸術大学ゆかりのポスター10点
会期2015年6月29日(月)~ 7月11日(土)
開館時間11:00 ~ 18:30
休館日日曜日
会場大阪芸術大学 展示ホール(芸術情報センター1階)