本サイトはInternet Explorerには対応しておりません。Chrome または Edge などのブラウザでご覧ください。
Topics

世界のサンタ大集合!! 『サンタタウン』 産学連携プロジェクト 世界のサンタ大集合!!サンタタウン

デザイン学科 / 産官学連携
2021/02/01

吹田市にあるEXPOCITY 空の広場に、クリスマスのにぎわい空間を生み出す。


このプロジェクトは三井不動産株式会社との産学連携プロジェクトで、デザイン学科3年生の授業「デザインプロジェクト」で取り組み、クリスマスのフォトスポットを企画しました。「デザインプロジェクト」は3年生の学生たちが主体となり、所属コースに関係なく連携しあい、実際のプロジェクトに取り組む授業です。


様々な国をイメージしてデザインされた20体のサンタクロースたちと一緒に、写真を撮ったり、ARを使って「映える」ツリーを撮影できるスポットで、EXPOCITYのクリスマスを盛り上げました。

授業が始まったのは、新型コロナウイルス感染症による出校自粛期間中。現地下見が実現したのは、すでに関西が梅雨入りした時期でした。対面での話し合いがなかなか出来ない状況でしたが、グループに分かれてオンラインでの打ち合わせを進めながら重ね、新たな生活様式にも対応できるプランを練っていきました。

クライアントへのプレゼンテーションを経て生まれたのは、コロナ禍で遠出ができないみんなを元気づけようと、世界中からサンタクロースが大集合する…という夢のある企画でした。20体のオブジェは、参加学生が一人1体をデザインしました。各国の文化を取り入れた個性豊かなサンタたちは、空の広場にソーシャルディスタンスを保って配置され、写真を撮る人も、自然と密にならないように計画しました。


さらに、背面に設置された二次元バーコードをスマートフォンで読み取ると、学生たちが考えたデザインコンセプトやラフスケッチ、その国のクリスマス文化などが見られる特設サイトも準備しました。

また、EXPOCITYに毎年設置される全高8mのクリスマスツリーにもひと工夫。設置された5つのマーカーをスマートフォンで読み取るとそれぞれ違ったオリジナルのARが表示され、「さらに映えるクリスマスツリー」の写真が撮れるように企画しました。

デザインはもちろん、クライアントの要望、予算との兼ね合い、人の流れや動き、安全面などたくさんのことを考え、チームどうし連携しながらて進めていく難しさも感じながら、自分たちが実際に考えた企画やデザインが現実化する楽しさを知ることで、自信が生まれ今後に繋がる大きな経験となりました。


産学連携プロジェクトEXPOCITY(三井不動産)×大阪芸術大学
世界のサンタ大集合
『サンタタウン』

世界のサンタ大集合!! サンタタウン

■会期:2020.11.27(金)~ 2020.12.25(金)
■時間:10:00~23:00(ライトアップは17:00~)
■会場:EXPOCITY空の広場

    大阪府吹田市千里万博公園2-1


デジタルメディアコース
高橋 瑞貴さん

デジタルメディアコースでの授業でWeb制作をしたことがあり、私自信もWeb制作にとても興味があるので学んだことを生かせると思い特設サイトのメインページを担当しました。イベントの雰囲気や芸大生が一人ひとりサンタのデザインをしたことなど、情報が伝わるよう配置や順番などを特に意識し、試行錯誤して一度全部作り直したこともありました。大変だった分、楽しい雰囲気が伝わってきたなど感想を言ってもらえた時は嬉しかったです。このプロジェクトでの制作を通して、見る人の事を第一に考え伝えるWebサイトをもっと作っていきたいなと思いました。

グラフィックデザインコース
嶋田 しおりさん

このプロジェクトに参加して、一からイベントを企画して実施するということを初めて体験しました。企画から形にするまでには、たくさんの方の協力があって、私たちも企画をよりよく、また考えを形にするためにたくさん考えることがあって、決して簡単なことではありませんでした。でも自分たちが創り上げたものが実際に空の広場に立ち現れ、お客様の目に触れて楽しんでいただいているところを見て、簡単なことではなかったからこその達成感と喜びを感じました。そして人を笑顔にする「デザインの力」はすごいと身をもって改めて実感しました。

デジタルアーツコース
吉村 大輝さん

自分は主にARの動画制作を担当しました。テストの段階では上手くいくか不安でしたが、現地で実際に試してみると予想よりも上手くできていて感動しました。周りからの評判も良く、頑張って制作に取り組んで本当に良かったです。しかし注意深く様子を見てみると、ARの見方が解らず戸惑っている方もいらっしゃったので、少し解りにくかったのかもしれないというのが反省点です。これからは今回の経験を元に、モノの制作の事ばかりでなく、どうやったら受け手に伝わりやすいか、より楽しみやすいかをもっと考えて取り組んでいきたいです。

デザインプロデュースコース
川辺 悠以さん

今回のプロジェクトで、私は主に企画全体のプロデュースについて担当しました。このコロナ禍でどのような方法を取ればお客様に楽しんでいただけるかを、常に考えながら取り組みました。企画全体のプロデュースをするのは初めての経験で、メンバーとのイメージ共有の難しさなどがありましたが、完成した現場を見に行ったときにお客様がワクワクした表情でサンタたちと写真を撮られているのを見て、心の底からサンタタウンを開催できてよかったなと思いました。今回の経験を生かし、今後も人にワクワクを提供できるような企画をプロデュースしたいです。

空間デザインコース
松岡 矢澄さん

私は、今回のプロジェクトで配置計画や照明などを中心に担当しました。サンタオブジェの写真を撮ったときに背景はどうなるかや、夜も楽しめるように空間全体の明るさを考えたり、お客様の気持ちになって、一つ一つこだわって制作しました。図面で見ていたデザインが実物大になるというのは、今までに感じたことのないような達成感と感動がありました。子供たちがサンタオブジェを見て笑っている姿などを目の当たりにして、私たち学生でも、学校になかなか行けなくても、人を笑顔にするイベントが作れるのだと知れました。これから状況が変わっても、この経験を武器にインテリアの分野で活躍していきたいと思 います。

イラストレーションコース
八木 萌美さん

冬の中で一番好きなイベント、クリスマスをテーマにした産学連携プロジェクトに、また最後まで無事にイベントを開催できて本当に嬉しかったです。コロナ禍でなかなかプロジェクトのメンバーと集まるのが難しくてとても大変でしたが、20人の協力で最高なフォトスポットが完成して良かったです。小さい子供たちから高校生たち、デートに訪れてくれたカップルなど、沢山の方々に「サンタタウン」のフォトスポットを楽しんでいただけて、頑張った甲斐がありました。この嬉しさを忘れないで、もっと自分を磨いていきたいと思います。

プロダクトデザインコース
松元 亜海さん

私は、サンタのオブジェのフォルムデザインを担当しました。普段、プロダクトデザインコースの課題では、家具や電化製品といったモノのデザインをしていて、キャラクターや人型のオブジェをデザインすることがなかったので、この担当になった当初は、自分にできるのか不安でした。それでも、原案を考えたメンバーと相談しながら、できないなりに描いた三面図通りに、製作業者の方が仕上げてくださってすごく感動しました。“できないから”で諦めるのではなく、最後までやり遂げてよかったと思います。