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秋の電子音響祭 2017 秋の電子音響祭 2017

音楽学科 / その他
2017/11/18

「もっと音響音楽を身近に感じてもらいたい!」
そんな思いと音を届ける電子音響祭

毎年恒例となっている音楽学科 音楽・音響デザインコース主催の『秋の電子音響祭』が11月17日、18日の2日間にわたって開催されました。

今回は「親しみやすい・開かれた音響」をテーマに、ライブパフォーマンスやインスタレーションの作品展示、そして、在校生による新作の紹介、世界で活躍する卒業生によるコンサートなど、より立体的に多方面から電子音響作品にアプローチできる機会となりました。今年初めての試みとなったのは、インターネットを通じての作品募集。国内はもちろんアジア、アメリカ、ヨーロッパなど35カ国のアーティストや学生から作品が寄せられ、インターナショナルな音響祭へと発展を遂げました。


実験ドームで披露されたのは3・4年生を中心とした在校生によるライブパフォーマンスです。4組がそれぞれのテーマに沿って音をプログラミング。実験ドームの壁や床に埋め込まれたスピーカーだけでなく、ドーム内に配置したさまざまなスピーカーを駆使して、観客の耳を驚かせ、楽しませました。

そのあとには、音楽学科の卒業生で世界的に活躍するアーティスト・大城真さんによるライブパフォーマンスが続きます。大城さんは、音を出すために自作した道具や手を加えた既製品を駆使したパフォーマンスを得意としています。今回は、音が鳴るように手を加えた20個近くのミニアンプをひとつずつ共鳴させていくという、ドーム状の空間ならではの音響を活かしたパフォーマンスで、観客席からは思わずため息が漏れていました。


アートホールは、美しい音響効果を持つホールの特性と数々のスピーカーを組み合わせて、音を聴くのに最良の空間。披露された3年生による新作は、日常の音をサンプリングしたり、バンドのように楽器を打ちこんだり、ダンスミュージックにいたるまで、学生たちの今を訴えかけるような音響作品を耳にすることができました。

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