エメラルドブルーに輝く海が美しい白浜のビーチサイドに佇む南紀白浜マリオットホテルとSHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE。この二つのホテルを舞台に芸術計画学科では宿泊するファミリーを対象にワークショプを行いました。海とビーチが間近にある環境は子どもたちの気分がすごくあがるロケーションです。夏ならではのうきうきする楽しい気持ちを小さなアート作品に表現してもらおうというプロジェクトです。
アートに親しんでもらうコンセプトに沿ってSHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMOREでは大阪芸術大学出身のクリエイターチーム「透明回線」によるライブペイントとプロジェクションマッピングを組み合わせたライブパフォーマンスも行われました。最近では、MVなどの映像作品や、企業へのグラフィック、イラストの提供などライブパフォーマンスの枠を超え精力的に制作活動を行っています。そんな彼らも毎年のように白浜でのアートイベントに参加してくれています。子どもたちに「夏の思い出に残るアート体験をしてもらう」というコンセプトに沿ったロケーションです。
大きなキャンバスにダイナミックにライブペイントしていく
産学連携のプロジェクトが白浜で花開く
SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMOREを運営する株式会社白浜館の代表取締役社長中田力文氏に今回のワークショップを終えてお話を聞きました。「白浜では数年前から産学連携プロジェクトの一環としてコンサートやアートイベント、ワークショップなどを実施してきました。地域振興のためには観光で当地を訪れるお客様はもちろん、地元の方々にも芸術に触れ合っていただく機会が大切です。スタッフとして携わった学生の皆さんも積極的で、揃いのアロハシャツを着てフライヤーを手に宿泊客の皆さんにアプローチしていた姿が印象的でした。私たちはもっと大阪芸術大学様と連携したプロジェクトを進めたいと考えています。今温めているラフなアイデア段階の企画を大学の皆さんとブラッシュアップしていきたいですね」と今後の展開に期待できるお話をいただきました。