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Information
出版 芸術活動 学生・卒業生

君の名前の横顔

2021.11.17

【著者】

河野 裕(大阪芸術大学文芸学科卒業生)


【著者について】

徳島県生まれ、兵庫県在住。2009年角川スニーカー文庫より『サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY』でデビュー。主な著作に「サクラダリセット」シリーズ、「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ、『ベイビーグッドモーニング』、15年に大学読書人大賞を受賞した『いなくなれ、群青』から始まる「階段島」シリーズ、山田風太郎賞候補となった『昨日星を探した言い訳』など がある。


【出版社】

ポプラ社


【発売年月】

2021年11月


【定価】

1,870円(本体 1,700円)


【書籍の内容】

世の中のすべての悲しみを避けて歩くのも、

なんだか気持ちの悪いことのような気がした。


『いなくなれ、群青』、『昨日星を探した言い訳』の著者が描く、

血の繋がらない家族と名前をめぐる物語。


夫を亡くし、小学生の息子・冬明を一人で育てるシングルマザーの愛。父親の死後、義母の愛と弟の冬明を見守りながらも、家族という関係に違和感を持つ大学 生の楓。

「世界の一部を盗む」想像上の怪物・ジャバウォックを怖れ、学校に行きたがらない冬明に二人は寄り添おうとするが、「紫色の絵具がなくなったんだ。ジャバウォックが盗っちゃったんだよ」と冬明が告げた日から、現実が変容していく。

ジャバウォックの真実を知ったとき、あなたもきっと、その怪物を探し始める――。


家族とは、常識とは何かを問い直す、壮大でまったく新しい傑作小説。