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Topics

キッズ・アートカレッジ 2016 キッズ・アートカレッジ 2016

初等芸術教育学科 / その他
2016/11/01

アート体験で弾ける笑顔!
子どもたちを招いて1DAY先生体験

子どもと一緒に芸術を体験する『キッズアートカレッジ』は、初等芸術教育学科の学生が中心となり企画・開催しているイベントです。大阪芸大のキャンパス内に幼稚園児や小学生を招いて造形や音楽を楽しんでもらうこの取り組みは、例年、現場の先生や保護者から大好評を博しています。

2016年10月には小学生を招き、絵画・工作体験や音楽運動療法などのプログラムのほか、演奏学科の協力のもと打楽器の演奏体験も実施。また11月には幼稚園児を招いて、キャンパス近くの森に落ちているどんぐりを集めて楽器をつくったり、葉っぱを集めてプールにして泳いだりと体験を中心にした企画で子どもたちと一緒に遊びました。

教員をめざす学生たちにとって、指導者としての資質を高め、実践力を身につけるためには、実際に子どもたちと触れ合うことが大切。『キッズアートカレッジ』は、学生たちが子どもへの理解を深め、子どもたちに創造する楽しさ伝える貴重なイベントなのです。

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Interview

初等芸術教育学科
加嶋 ハル香さん

初等芸術教育学科の学生って、学科全体で運動会を企画したり、学年を超えた結束力があるんです。しかも中学・高校時代に学級委員や生徒会の役員を経験してきた学生も多くて頼もしい!今回の『キッズアートカレッジ』でも、私が「手伝って!」ってお願いしたら、みんな快く協力してくれて。ただ、今回のイベントは学生同士で行うものとは異なり、子どもたちが相手です。イベントを仕切る力だけでなく、ひとりの先生として子どもたちと接する必要があります。だから、イベントがはじまる前まではとても不安でした。でも当日、幼稚園や小学校での現場実習で学んだ声のかけ方や目線の合わせ方を実践したら、きちんと伝わったのでホッとしましたね。ニッコリと笑う子どもたちの笑顔に、私もほっこりしました。長い時間をかけてこの日のために準備してきたので、正直、終わってしまうのが寂しかったです。とはいえ、私には子どもに対する理解がまだまだ足りません。恥ずかしがってる子どもとの接し方や、褒めるポイントなどをもっと理解できるように、これからも学んでいきたいです。

初等芸術教育学科
松尾 秋斗さん

初等芸術教育学科の魅力は、絵画療法や音楽運動療法といった、言葉とは異なるアプローチ方法を学べることなのですが、そうした「大阪芸大でしかできないこと」「この学科でしかできないこと」を子どもたちに体験してほしかった。そこで10月に開催された小学生対象のイベントでは、僕らの普段の授業を子どもたち向けにアレンジして体験してもらうことにしました。コンセプトは「子どもたちに大阪芸大生になってもらう」。音楽に合わせて身体を動かしてみる、床や壁一面に紙を貼って絵を描いてもらう。そういったプログラムは子どもたちにも大好評でしたね。また、僕は当日にお面づくりのワークショップを指揮したのですが、子どもたちの自由な発想がおもしろくて。「必要なことは言うけれど、指示しすぎない」それが教師にとって大事だなとあらためて感じました。
じつは今回のイベント、当初の定員は130人だったんです。ところが300人以上の応募があって、開催20日前に120人を追加で受け入れることに。1年生の頃、20人ほどの子どもを相手にワークショップを行ったことがありましたが、250人以上の子どもを相手にするのははじめての経験。工作の資材を慌てて追加したりと、最後まで駆け回りました。でも、これだけの大人数を相手にすることなんてなかなかできないことなので、いつか絶対に役立つと思っています。