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10代の思い出を語る【アニメーションスタジオ・トリガー代表 大塚雅彦】 10代の思い出を語る【アニメーションスタジオ・トリガー代表 大塚雅彦】

映像学科, キャラクター造形学科 / その他
2021/06/11

「映画をつくる人になる」以外の選択肢はなかった

高校時代から映画づくりに明け暮れる日々


17歳の頃には映画の道に進むと決めていました。


きっかけは中学1年のときに第1作が公開された『スター・ウォーズ』。ストーリーも映像も全てが衝撃的で、「これしかないな」と。『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』も好きで、宇宙を舞台にした作品に惹かれていましたね。


高校は進学校でしたが、映画研究会で映画を撮ることにのめり込み、勉強はおろそかに。地元(福岡)の映画祭にも出品したりもして、進路は当然、映像関係の学校しかないなと。仕事に直結しそうな専門学校を選ぼうとしたら、「大学だけは出てほしい」と両親に言われ、実践的なことを学べる大阪芸大を選びました。


大学時代はろくに授業も出ないで映画制作の日々。生活費、制作費のためにバイトもしていたし、人生でいちばんハードな時期でした。当時影響されたのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ダイ・ハード』などのハリウッド大作。圧倒されながらも「心意気だけは負けない」と闘志を燃やしていました。


授業では、撮影の宮川一夫先生、脚本の依田義賢先生という日本映画界のレジェンドの講義を受けたことが印象に残っています。

大阪芸大時代。映画制作にのめり込む日々(右から2番目が大塚さん)
大学の卒業制作映画『オレの女だ!』のチラシ。もちろんチラシも自分たちで作成した。

実写映画の経験を生かし、アニメの世界へ


卒業後はフリーの助監督を経て、スタジオジブリに入社。高畑勲監督につき、『平成狸合戦ぽんぽこ』に監督助手として携わりました。私は絵を描きませんが、実写もアニメも映像なので共通しているところが多い。それまでの経験を踏まえて、アニメーションづくりを高畑監督の下で学べたのは大きな財産ですね。


現在は制作会社トリガーの代表を務めています。経営に専念するつもりが、結局、現場にいることが多いですね。経営者と制作者という真逆のスタンスを持たなければいけないのは正直、苦痛なんです。ただ、自分にはもともとバランサー的なところがあって。全員がやりたいことだけをやってると、映画は完成しない。全体のバランスを取り、完成させることに注力する人間が必要なんです。学生時代から、そういう役割になることが多かったし、今も同じようなことをやっているんだと思います。


●大塚 雅彦(おおつか まさひこ) 1964年福岡県生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像計画学科(現・映像学科)を卒業後、実写映画のキャリアを重ね、スタジオジブリに入社。『平成狸合戦ぽんぽこ』、『耳をすませば』で監督助手を務め、ガイナックスの『新世紀エヴァンゲリオン』では演出、演出助手を担当。2011年、今石洋之、舛本和也と共に株式会社トリガー設立。

映画の道に進むきっかけとなったのは『スター・ウォーズ』や 『ガンダム』『宇宙戦艦ヤマト』などのSF作品。

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大学時代は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や
『ダイ・ハード』など大ヒット作に影響された。

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