これは、大阪芸術大学 芸術計画学科の学生たちが制作した作品で、もとは万博記念公園で行われたアートイベントのためにつくられました。岡本太郎が手がけた「太陽の塔」は、塔の内側にも「生命の樹」「地底の太陽」といった色鮮やかな作品で彩られていることで知られていますが、そのオマージュとして5原色を使ったバルーン作品「生命のひかり」を制作しました。今回の『OSAKA光のルネサンス』に向けて、光と音の演出や、周囲に屹立する支柱を加えて再構成。遠くから見ても存在感のある、印象的な展示を実現しました。
学生たちは、オブジェの前でバルーンワークショップを開いたり、外国語を使って『OSAKA光のルネサンス』全体の会場案内を担当する「おもてなし隊」としても活躍。また、作品「生命のひかり」をより多くの人に知ってもらうために、SNSへの投稿をうながす写真撮影用の顔出しフォトフレームも学生たちのアイデアからつくられました。273万人もの来場者が訪れた“光のミュージアム”、その会場で多くの人がアート作品に触れる機会をつくりあげていました。