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クリスマスプロモーション & ライブペイント in ミオガーデンテラス クリスマスプロモーション & ライブペイント in ミオガーデンテラス

デザイン学科 / 産官学連携
2021/11/24

大阪芸術大学デザイン学科とJR天王寺駅上にあるショッピングセンター「天王寺ミオ」がタッグを組み、今回初めての試みとしてクリスマスプロモーションを実施しました。

これは「デザインプロジェクト」という授業の一環として、9月頃から大阪芸術大学デザイン学科の3年生が準備し作り上げたものです。具体的には「JR天王寺駅改札前クリスマス装飾」「ライブペイント」のふたつの企画を実施しました。

クリスマス装飾では、トナカイ、プレゼントBOX、ガーランド、キャンドル、ツリー装飾の担当に分かれ、デザインから制作まで学生が主体となって行いました。コロナ禍が続く中、オンラインでの話し合いや対面での制作などを使い分けて取り組みました。天王寺ミオの担当の方々にアドバイスを頂きながら、訪れた方々にクリスマスの季節感を感じていただける装飾を目指し創意工夫を重ねました。完成品は、12月1日~クリスマスまでJR天王寺駅東改札前に設置していただきました。じっくりとご覧になったり撮影されたりする方々の姿を拝見し、大きな喜びと達成感を得ることができました。


ライブペイントは、天王寺ミオの「ミオ ガーデンテラス」にあるショーウィンドウにて制作を行いました。

テーマは「コロナ禍を乗り越えた明るい未来」。7人の学生が4つの組に分かれて担当し、それぞれ思い思いの表現で描きました。道ゆく方々に見ていただきながら描くのは緊張しましたが、嬉しい反応をたくさんいただくことができました。貴重で素晴らしい経験ができたことを非常に嬉しく思います。

プレゼントBOXは不要になったダンボールで制作
ガーランドはレーザーカッターで加工
展示中のガーランド
トナカイの試作ミニチュアと実際の制作途中
大きなキャンドルは3Dプリンターで制作
展示中のクリスマス装飾 【展示場所:JR天王寺駅東口改札横】 期間:12月1日(水)から12月25日(土)
デザイン学科 客員教授
山角 悦三 先生

今年度はハロウィンプロモーションに続き、夏休み明けの9月にクリスマスもどうでしょうか、とお話をいただきました。
クリスマスは天王寺ミオの中でも一番大きなプロモーションです。
進行中のハロウィンと重なり企画から制作までの活動期間も非常に短かったですが、アイデア、効率、スピード、低コストでどこまでできるか、いわばチャレンジでもありました。
装飾は屋外ということもあり「風に飛ばない」という工夫と華やかさがどこまで演出できるか。いろいろ制約がある中で廃材を利用したり、大学の機材を利用して新しいものづくりの工夫を考えたり学生たちがアイデアを出し合ってカタチにしていきました。
ライブペイントでは、「新型コロナウィルス克服後の明るい未来。人々の出会い・絆」をテーマとしてデザイン学科のコースの異なる学生が、4つのチームに分かれて「明るい未来。人々の出会い・絆」を描きました。ショーウインドウの中で絵を描くというのははじめてでしたが、多くの方々から声援や励ましをいただきました。
いまのこの時期に「つくること、えがくこと」は学生たちとそこに参加した人にとって、新しい感動と発見を与えることを実感できたクリスマスプロモーションだったと思います。

デザイン学科 空間デザインコース 3年生
高部 穂波 さん

クリスマス装飾担当代表
天王寺駅東口改札横のクリスマス装飾の企画、ガーランドやトナカイの胴体の制作を担当しました。
改札を通る人々が喜ぶような、華やかなクリスマスを演出することを意識して企画書を練り上げた結果、大きなトナカイやガーランドを作ることになり、メンバーと協力しながら制作を進めました。誰も作ったことがないものだったため制作方法に悩みましたが、それぞれがコースで学んだことを活かしながら制作を進めていき、完成させることができました。
実際に装飾が設置された時は、足を止めて見てくださる方や、写真を撮ってくださる方までいて、自分の想像以上に喜んでいただけたのでとても嬉しかったです。

デザイン学科 イラストレーションコース 3年生
山本 耀一 さん

クリスマスプレゼントBOX担当代表
プレゼントBOXは、段ボールの中に水入りのペットボトルを重りとして入れ、それをクリスマスカラーの包装紙とリボンで飾りつけて完成させました。みんなで協力して作業しながら、BOXの完成度を上げていくことができました。
作業が進むにつれて、徐々に段ボールが色とりどりのプレゼントBOXに変わっていく様子にはとてもワクワクしました。
最終的にトナカイやツリーと組み合わせて改札前に設置された完成品を見たときには、達成感とともにとても暖かい気持ちを得ることができました。

ライブペイント in ミオガーデンテラス

今回私たちは、大阪芸術大学と天王寺ミオが共同で実施した「天王寺ミオクリスマスプロモーション」の活動の一環として、ライブペイントを行いました。そのサイズはなんと「B0(1456mm×1030mm)」。ここまで大きなサイズの作品を、私たちのほとんどは描いたことがありませんでした。そのため今回のライブペイントは、私たちにとって非常に大きなチャレンジとなりました。

しかしこれを乗り越えることによって、自分自身の表現の幅が広がったり、今後制作していく上で糧になるような何かが得られるのではないか。そんな期待が私たちの中に湧き上がりました。そして無事ライブペイントを終えた今、その期待は確かに現実のものになった、そう言える気がします。今回の経験を活かして、これからも私たちは頑張っていきます!

ライブペイント 1組目 12月3日(金)、4日(土)、5日(日)

【出演者】圓次 奈々さん/井辺 優香 さん


【作品タイトル コンセプト】『コロナ克服後の明るい未来』

新型コロナウイルスが終息したらやりたいことをテーマに、未来に向けて走り出していく様子を描きました。

デザイン学科 イラストレーションコース 3年生

圓次 奈々 さん

今回人前で絵を描くという事を初めて体験し、初日はテレビ取材が来ていたのもあって緊張していましたが、一緒に参加してくれた井辺さんと話し合いながら描き進めていくうちに緊張も解れ、楽しく制作を進めることが出来ました。寒さに耐えながら筆を動かすのかと不安でしたが、ショーウィンドウ内は想像以上に快適で、計画的に塗り進めることが出来ました。

小さいお子さんからお年寄りの方まで興味を持って絵を描いているところを見ていただけましたし、中には「頑張ってね」と声をかけて下さった方もいらっしゃったので、とても嬉しかったです。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。今後の制作にも活かしていきたいです。



デザイン学科 イラストレーションコース 3年生
井辺 優香 さん

 今回のライブペイントを終えて、まず最初の感想は完成できてよかったなと思いました。
自分もライブペイント自体は初めての経験でしたが、B0に絵を描くというのがなく、初日に背景の色を乗せている時に中々画面が埋まらなく焦りましたが、元々計画していた通りに制作できたのでよかったです。年配の方から「頑張ってね」など応援してもらえたり、思っていたよりも多くの人に作品を見てもらえてよかったです。


ライブペイント 2組目 12月10日(金)、11日(土)、12日(日)

【出演者】草刈 七海さん/熊取谷 朱莉さん


【作品タイトル コンセプト】『広がる空で一緒に』

コロナ禍後の明るい未来というテーマから澄んだ空気で開放感を感じお互いが近くなれるような優しくやわらかい気持ちになれるような作品を制作しました。

デザイン学科 デジタルアーツコース 3年生

草刈 七海 さん

人生で初めての経験で、楽しい時間でした。ガラス窓越しに幼い子や高校生などがスゲ~!

と言ってくれたのが聞こえて、とても嬉しかったのを覚えています。ライブペイントで映えるイラストをもっと研究したいなとも思うことが出来ました。この経験を上手く活かして行けたらなと感じます。



デザイン学科 デジタルアーツコース 3年生
熊取谷 朱莉 さん

今回ライブペイントに参加させていただいて、とてもいい経験ができたと感じています。

人前で、しかも大きなキャンパスに絵を描くのは初めての試みでした。緊張もあり、楽しさもあり、最後には達成感を感じることが出来て素敵な経験でした。
今年もコロナで人が集まることは避けたいのでイベントごとが減ってしまいましたが、このライブペイントでたくさんの人に見ていただいて少しでも明るい、楽しい気持ちを味わえてもらえていたら幸いだと感じています。

ライブペイント 3組目 12月17日(金)、18日(土) 、19日(日)

【出演者】濱野 美月さん

【作品タイトル コンセプト】 『抱擁』

当たり前に人と会える、触れられることの重要さ、相手の安否を思う気持ちをハグという形で絵にしていきました。


【出演者】山本 耀一さん/大森 天喜さん

【作品タイトル コンセプト】 『夜明けのパレード』
コロナ禍を夜、動物たちを朝日に見立て、長い長い夜(コロナ禍)が明けてついに昇った朝日(動物たち)が人々を照らしているイメージで描いていきました。

デザイン学科 イラストレーションコース 3年生

濱野 美月 さん

自分の身長ほどのキャンバスを、仰け反りながら描きました。工程を鑑賞されることも含め、初めてで緊張もありましたが貴重な経験ができて良かったです。このような機会をいただきありがとうございました。



デザイン学科 イラストレーションコース 3年生
山本 耀一 さん

 今回の「天王寺MIOクリスマスプロモーション」でのライブペイントは、私にとって初めての経験ばかりでした。
2人で1つの作品を仕上げるのも初めてのことでした。
本番は2人で掛け合いをしながら背景、下書き、夜空、動物や人物と描き進めました。何より大きなサイズの作品を描くことに対する持久力をつけることができたと思います。
道行く方たちに見ていただきながらの作業は緊張しましたが、「すごい!」と驚いてくれる女子高生の方、じっくり写真を撮ってくださる年配の方、ガラスに顔を近づけて見てくれる子どもたちなど、多くの方に嬉しい反応をいただきました。今回の貴重な経験を活かし、これからも自分の作品制作に邁進していきたいと思います。
最後に、私たちのライブペイントに関わってくださった全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございました!



デザイン学科 空間デザインコース 3年生
大森 天喜 さん

私がライブペイントに参加した理由は、初めてのことに挑戦したかった、他の人が滅多にできない経験をしたかったためです。
実際ショーウィンドウの中に入り描き始めた際に、今までは人の目を気にしていましたが徐々に気にならなくなり楽しく絵を描けるようになりました。
共に作品を制作した 山本さんと試行錯誤を繰り返し、臨機応変に描いて行きました。様々な人が 自分たちの描いている姿を後ろから見て、写真を撮ってくださる。かわいい やすごいなどの言葉を直接聞くことが本当に嬉しかったのを覚えています。ライブペイントは絵を描いている過程を見ている人に楽しんでもらうただそ れだけだと思っていました。
しかし、私たちも見ている方々から素敵な言葉 や嬉しい反応をいただいているのだと気がつきました。

ライブペイントを行った三日間は本当に忘れられない経験で思い出です。
多くの方々のおかげで素晴らしい経験をさせていただけたと思うと本当に感 謝しかありません。

大阪芸術大学の卒業生で、現在アーティストとして活躍中の 「THRREE(スリー)」も参加

「THRREE」は、天王寺ミオと大阪芸術大学がコラボレーションした 2018年ハロウィン企画をきっかけに誕生したユニットです。

【作品タイトル コンセプト】

 『Down the road ーいずれ辿り着く未来ー』

この先の未来をポジティブ且つ力強く見据える人々の姿。

今こそ、誰もが望む"乗り越えた未來" の美しさを描きました。

■THRREE(スリー)

2019年大阪芸術大学内にて結成。

人物を描く中野龍治と植物・装飾を描く和田諒也によるユニット。

ライブペイントを中心にファッションの空気感を大きな絵に織り交ぜるスタイルで表現。

天王寺ミオと大阪芸術大学がコラボレーションした2018年ハロウィン企画をきっかけに誕生したユニットです。

URL:https://www.thrreeism.com/thrree-5

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