モレスキン×大阪芸術大学 共同プロジェクト Unleash Your Genius 特別展 モレスキン×大阪芸術大学 共同プロジェクト Unleash Your Genius 特別展
2025年10月16日(木)から10月21日(火)までの間、本学芸術情報センター回廊ギャラリーにて、イタリアンブランドのモレスキンとの共同プロジェクトであるアートコンペティション「Unleash Your Genius(才能を解き放つ)」の受賞作品を特別展を開催しました。
アートコンペティションの受賞作品は、大阪・関西万博イタリア館で国際的に展示されたほか、全国のモレスキン直営店で巡回展示されるなど、大きな注目を集めました。
本特別展では最優秀賞、優秀賞2点の3作と、日本国内のモレスキン直営店にて展示された7作品のポスターおよび、モレスキンのノートをアート作品として創作した作品が展示されました。
共同プロジェクト実施の背景
ゴッホやピカソも愛用した伝説的ノートブックにインスピレーションを受けたイタリアンブランド、モレスキンは、ブランドのメッセージ「Unleash Your Genius(才能を解き放つ)」を伝えるキャンペーンとして、2025年4月より大阪芸術大学との
共同プロジェクトを開始しました。
この取り組みは、2025年前期のデザイン学科3年生の授業「デザインプロジェクト」内で行われ、同学科の山角悦三客員教授が指導にあたりました。参加した23名の学生たちは、様々な発想で「才能を解き放つ」というテーマを表現し、できあがった作品を撮影してポスターを制作。各自の創造性が発揮された多彩なポスター作品が提出され、学内での一次審査とモレスキンとのオンライン審査を経て、受賞作品が決定しました。
大阪・関西万博で注目を集めた「Unleash Your Genius(才能を解き放つ)」受賞作品
上位受賞作品は2025年7月31日(木)〜8月23日(土)の間、大阪・関西万博イタリア館で開幕したモレスキンの世界巡回展「Detour Osaka」にて展示されたほか、最優秀賞・優秀賞・奨励賞を受賞した作品の一部は、8月14日(木)〜9月30日(火)の期間中、全国のモレスキン直営店で巡回展示され、多くの人の注目を集めました。
大阪芸術大学の特別展では、最優秀賞、優秀賞2点の3作品と、日本国内のモレスキン直営店にて展示された7作品のポスター
およびモレスキンのノートをアート作品として創作した作品を展示。ポスターの制作に用いたモレスキンのノートを使ってのアート作品も展示しました。また各ポスター作品には、Roland DG(ローランドディー.ジー.)の最先端UVプリント技術が用いられ、学生たちの自由な創造性と最先端のテクノロジーが融合した、高精彩かつ立体的な質感を実現している点も見どころ。学生たちの創意工夫とモレスキンノートの奥深い魅力を感じられるこの展示になりました。
特別展の内観とポスター展示の様子
■特別展示概要
タイトル:「Unleash Your Genius」特別展
場所:大阪芸術大学 芸術情報センター 回廊ギャラリー
日程:2025年10月16日(木)〜10月21日(火)
大阪・関西万博イタリア館にて展示されたポスターと
モレスキンのノートをアートとして創作した作品
モレスキンのノートをアートとして創作した作品
【最優秀賞】デザイン学科 3年生(グラフィックデザインコース)
陰下 瑞生 さん
「天才」それは、一人ひとりが持つ「個性」であり、その人だけが持つ世界・物語。私にとってノートを使うことは、作品という名の目的地(宝)を見つけるための「冒険の道のり」であり、試行錯誤をしながら、立ちはだかる困難・課題を乗り越えるために欠かせないことです。この作品は、そんな「冒険の道のり」を支えてくれるノートとペンを船とオールに見立て、(自分の中で、固定概念がなく、あるものを別のものとして見る事のできる「知恵の象徴」である)ネズミが自分だけの宝を求めて、冒険の中で困難という荒波をひらめきで乗り越え、目的地に向かって突き進もうとしている、一つの物語として表現しています。
【優秀賞】デザイン学科 3年生(グラフィックデザインコース)
岩崎 楓 さん
天才とは「天」から与えられた「才」能で、限りなく天使や神に近しい存在として人の中に眠っている天使みたいなものだと私は考えます。人は紙があれば翼を得られるし、ペンがあれば天へ言葉を届けられる。紙とペンで人はどこまでも高みを目指せる。
そういったイメージでこの作品を作りました。背景の黒の部分には「天才」をいくつかの言語で翻訳したものを、違う黒色で重ねています。隠れている天才の文字を見つけることで、いつか自分の内に秘めた天才にも気付けることを願って。
【優秀賞】デザイン学科 3年生(イラストレーションコース)
浦上 夏奈 さん
モレスキンのノートに書き留めた無数のメモやアイディア達が一本の木の幹となり、花を咲かせる。まるで、一つ一つの思考が寄り集まり、やがて大きな“アイディアの木”となって開花するように、ということを今回のポスターでは表現しました。普段何気なく書いたものがその時気に入らなくてもそれは決して無駄にはならない。それはきっと未来の花になる種かもしれない、ということに気付き、そんな私たちの無限の可能性を育てる場所はノートであると考え、制作しました。
モレスキン直営店で巡回展示のポスターと
モレスキンのノートをアートとして創作した作品
モレスキンのノートをアートとして創作した作品
【奨励賞】デザイン学科 3年生(イラストレーションコース)
神原 和 さん
ポップアップ絵本のように立体と平面の2つの魅力を1つの形に表現することを目的とした。タイトルを表す象徴として蛹からの変態の過程を経る蝶を用いた。それと同時に羽をはためかせる様子が想像力の自由な飛躍を模ると考えた。比較的に小規模な作品のため作品全体の情報量を増やすために1ページずつ枝を模した形に切り、その上をペンで装飾的に描いた。それと対になるように切った表紙の上に無塗装の紙粘土を成形し、表紙に立体感を持たせた。最終的にポスターとして形にする際には、作品の静かな佇みを保持する形で線の細い書体を用いた。それと同時に少し骨太な印象の文字を所々に配置することで作品全体の印象に変化をつけようと試みた。
【奨励賞】デザイン学科 3年生(グラフィックデザインコース)
澤田 清楓 さん
「紙とペンで天才を目覚めさせる」というコンセプトをもとに、「画竜点睛」の故事をテーマに制作しました。デジタルで制作していますが、あえて紙とペンを使ったような風合いを意識し、あたたかみや余白の美しさを表現しました。そのため、色は使わず白と黒のみで構成し、線の表情や余白の緊張感が際立つよう工夫しています。「デジタルの中のアナログ」その境界で生まれる一点にこそ、画竜点睛の精神が宿ると考えています。
【奨励賞】デザイン学科 3年生(イラストレーションコース)
田中 友 さん
この世界に生きる人々にはみんな同じ力を持っている。それは想像だ。想像力を使って人は考える事を始めた。想像力はこの世界を変える事ができる。炎から飛行機まで。この力は誰でも持っている。世界的な天才数学者も家族の為に生きるサラリーマンも生まれたばかりの赤ん坊も、そんな生きる者の想像力がこの花だ。花の種はみんな持っている。種を咲かせる為には解き放つ必要がある。このノートを突き破って花を咲かせる事は想像力でこの世界を変える事だ。
【奨励賞】デザイン学科 3年生(イラストレーションコース)
小田 穂の佳 さん
ノートには、アイデアやラフ、落書きがびっしりと描かれ、試行錯誤の過程が描かれています。その中で主役の一枚の紙が立てられ、後ろから光を受けて電球のシルエットが浮かんでいます。その電球が「ひらめき」の瞬間を視覚的に表現しています。電球のそばには、「あっ!」とひらめいたような表情をした小さな人物を添え、ひらめく瞬間、喜びを擬人化し、親しみやすさを取り入れました。積み重ねた思考の中から生まれる一瞬のひらめきを、光と影、そして小さな感情の動きで描いたポスターです。見る人に「アイデアを書き出す楽しさ」を伝えられたら嬉しいです。
【奨励賞】デザイン学科 3年生(グラフィックデザインコース)
松原 志乃梨 さん
モレスキンノートの裏表紙にあるポケット部分を活用し、発想力やアイデアを「貯める場所」として捉えた。ポケットは「栄養で育つもの・栄養となるもの」をテーマに、絵で表現。天然肥料(Manure)を題材に、アイデアを貯めることが栄養となり、思考を育てることに繋がるというコンセプトを描いた。脳のイラストで「不完全なもの」と「完全なもの」の共存を示し、採用されなかったアイデアも決して無駄ではなく、最終的に完璧なアイデアを生む栄養となる過程を表現している。
【奨励賞】デザイン学科 3年生(グラフィックデザインコース)
古山 知奈津 さん
「GRIMOIRE」は、今回のテーマ“unleash your genius”を掲げ、内なる才能を解き放つ魔法の道具。魔法の世界の杖のように、一生を添い遂げる相棒であり、使うほど自分の色を深める存在です。お気に入りの香水のように個性を纏わせ、隠された装備品のように無敵の自信をくれる。黒を基調としたノートに凹凸模様と白のアクセントで、記憶に眠る魔法少女や戦隊ヒーローの変身アイテムを、今の私だけの形にしました。社会人にも学生にも、変身を叶えるアイテムはきっと必要。「GRIMOIRE」はその鍵となり、あなたの中の天才を現実へと解き放ちます。
【奨励賞】デザイン学科 3年生(イラストレーションコース)
郡山 佳純 さん
インスピレーションとはどこから起こるのか。際限無く湧きあがる発想たちはどこから始まるのか。きっと始まりはただのラクガキです。起こりうる全てのことは、机上のノートとペンから始まると考えます。中央の脳とモレスキンの文字は常識に囚われない煙のようなイメージで描きました。その上に貼り合わされたラクガキたちは、発想が発想を呼び連鎖していく様と同時に、書く・描くことによってシナプスが繋がっていく状態を表現しました。一人一人の内に秘めた才能だけでなく、多種多様な個性を解き放てという意味を込めてデザインしました。