街を空間化することで生まれる建築や都市との新しい関係
インテリアのデザインをするということは、街の一部をデザインすることでもあります。
この「BIOTOP OSAKA」の室内プロデュースに携わることになったとき、カフェ、アパレル、飲食、グリーンショップがそれぞれ成立しながらも、連続的に展開していく空間について考えました。そして、席を外部に設けることで街を空間化し、都市との親密な関係を構築できるようにしました。この空間が、洋服を着ること、コーヒーを飲むこと、植物に水をやること、といったさまざまな時間とつながっていることに気づいたとき、日常生活はより豊かになります。
インテリアをつくるということが、室内をつくるという価値観だけではなく、社会と接続され、街との連続性を持ったときに、インテリアや建築・都市といったカテゴリーを超えた新しい関係性が生まれることに期待しています。