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株式会社ケンコー・トキナーと大阪芸術大学の産学連携作品発表会 (株)ケンコー・トキナーと産学連携作品発表会

デザイン学科, 写真学科 / その他
2016/02/27


2月27日のパシフィコ横浜で開催されていました「カメラと写真映像のワール
ドプレミアムショー[シーピープラス]に於いて産学連携で制作しました作品のプ
レゼンテーションが行われました。

CP+での様子をご報告いたします。

当日は12時過ぎに会場に到着し下打ち合わせ。
写真学科からは織作写真学科長ほか2名の男子学生が参加。

午後1時より会場内のステージで発表会が始まりました。
まず、織作先生がプロジェクトの概要を説明。
写真学科学生が作成した今回サンプルとなったバッグのプロモーションビデオを
放映。

その後、デザイン学科森 和弘先生が紹介され、
秦、岩井、中野の3名の学生が一人ずつステージで作品の紹介をしました。

会場は盛況で、展示の作品に興味をもっている人が多かったようです。

学生たちのコメントは下記の通りです。

秦 絵理子(グラフィックデザイン3回生)
一度も経験したことがないカメラバッグのデザインと言うことで、全くなにもわ
からない状態の中、森先生の指導のもと、市場調査から始め、プロダクトデザイ
ンを考えていきました。
そこから一番始めのサンプルが出来上がってきた時は、とても嬉しかったことを
覚えています。
今回の産学連携の授業で実際の商品化を前提として、デザインプロセスを学べた
ことは自分にとって大きな経験になりました。
今後も様々なことを経験し、学び続けていきたいです。

岩井裕香(ビジュアルアーツ3回生)
今回の取り組みは産学連携のプロジェクトということで、これまでの実習とは違
った緊張感がありました。
カメラバックという、今までに経験のないプロダクトデザインの分野での挑戦で、
苦戦することも多かったですが、自分のアイデアが形になっていく過程を見て感
じることができ、実際の製品になるまで見届けることができて、デザインや物作
りの現場の楽しさを濃密に自分自身で経験することが出来ました。
沢山の発見と充実感と達成感のあるプロジェクトでした。

中野佑紀(情報デザイン3回生)
学生ならではの発想と、企業ならではの実行力が発揮された、まさしくな産学連
携ができたのではないかと感じました。物をデザインするというのは、どんなに
小さな商品であれ、一つだけであれ、”プロジェクトは思うより大きなものであ
る”ということを学ぶことができました。より一層、自分の仕事に責任を持たな
いといけないとわかり、これから仕事というものに立ち向かう上で、とてもいい
経験になりました。

森 和弘(デザイン学科 講師)
産学協同を授業に取り入れた最初の年度ということもあり手探りでスタートしま
したが、選択制ということで、熱心な学生が集まったと思えます。
課題内容も明確でケンコー・トキナー社の担当の方々も真剣に対応いただき、ス
ムースに授業が進んだといえます。
カメラバッグという全く未知な商品なので、まず市場調査から。大阪では難波の
ヨドバシカメラがもっとも商品が豊富で参考になりました。
写真学科の学生へのグループインタビューも行い、学生たちなりに分析をしアイ
デアにつなげていきました。
ラフスケッチからファーストサンプルが5名。そのうち3名がセカンドサンプル
に進みました。今回の発表はこのセカンドサンプルです。今後は、この3点を商
品化に向けて動き出すこととなります。学生たちは4回生となりますが、引き続
き商品化に携わります。
授業で産学協同を取り上げた意味は大きいと肌で感じる1年でした。学生たちも
メーカーの方々と意見を交わしあい有意義だったと思います。
今後も新たなオファーに取り組むのが楽しみです。