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スーパークリエイター特論 / 田中 ゆり 先生 スーパークリエイター特論 / 田中 ゆり 先生

アートサイエンス学科 / 特別講義
2025/08/27

田中 ゆり先生(芸術監督 / CERN (欧州素粒子物理学研究所)客員研究員、京都市立芸術大学 客員研究員)の特別講義!

本年度4回目のスーパークリエイター特論を、CERN(欧州素粒子物理学研究所)京都市立芸術大学客員研究員の田中ゆり先生をお招きして、「宇宙の詩的な体験」というタイトルで実施しました。

「宇宙芸術」という普段あまり聞き慣れていない分野について、Space Art(1970年代ごろ、宇宙開発領域から生まれた芸術)とCosmic Art(コズミック・アート)の違いから、科学と芸術の視点、そして人間性を通じて宇宙に秘められた内なる美しさを見出し、デザインや芸術表現から喜びを分かち合うといった内容を、学生にも分かりやすく丁寧にご説明いただきました。

特に「私たちはどのように宇宙の美しさを分かち合えるだろうか?」という議題は、さまざまな表現活動に取り組んでいる本学科の学生にとっても、考えさせられる豊かな内容の講義となりました。

田中先生からの質問とAS学生の回答

田中先生からの質問1:「世界がもっと美しくなるには、どんなことが実現するといいと思いますか?」

AS学科 2年生 : 世界がもっと美しくなるには、人と自然、テクノロジーが調和する新たな共生の形が必要だと考える。たとえば、音や光、感情を通じて互いに影響し合う都市環境や、生き物と会話できるインターフェースが実現すれば、地球そのものが巨大なアート作品のように感じられると思う。


田中先生からの質問2:「(講演内容を)自分事としてとらえて感じたことはなんですか?」

AS学科 2年生 : 宇宙のことを交えながら作品を制作しているものがあると言うことを知り、面白いなと思いました。宇宙に関することを建築の形だけでなく、音で表現したりや動くオブジェクトのようなものを作って表現したりしていて面白いなと思いました。宇宙から手紙が届く作品や風鈴が鳴る作品を知り、宇宙とはいろいろな形で関わることができると知りました。私は、宇宙から手紙が届く作品で、もし本当に宇宙から手紙が届いたらどのような感じなのか想像し少しワクワクしました。このような想像を広げることができる作品も制作をしていく上で大事だなと感じました。宇宙について楽しく作品を通して学ぶことができることはとても魅力的なモノだと感じました。