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ジブンの可能性が目を覚ます!?『わたしぼくデザイン』 ジブンの可能性が目を覚ます!?『わたしぼくデザイン』

わたしぼくデザイン
デザイン学科 / その他
2019/12/01

想像力をデザインする  体験型デザインエンターテインメント

デザイン学科の特徴的なカリキュラムであるハイパープロジェクト。

この授業では、コース、学年の枠を越えてひとつの目的に向かって取り組みを行っています。

わたしぼくデザインはさらにアートサイエンス学科の学生も合流。体験型デザインエンターテインメントという新感覚展示をプロデュースしました。

さまざまな体験型展示で想像力のスイッチをON!

想像力をデザインする展覧会

展示された作品を見る展覧会ではなく、学生たちの考えるいろいろな仕掛けを体験する展覧会。

ジブンの中に眠る「想像する力」を取り戻す「きっかけ」がたくさん用意されています。コーナーをひとつずつ進んでいくと、日々当たり前のように生活している中では気づいていなかったり、見逃していたりすることを発見します。また当たり前に感じていたことがふとしたことで違和感を感じたり。刺激で何かを思い出したり。

感覚を研ぎすましたり、想像力をかきたてられて、何か新しいものに「気づく」ための展覧会です。


本のへや:自分の感覚を知る体験
本のへや:自分の感覚を知る体験
違和感スイッチ:普段の感覚を揺さぶられる体験
違和感スイッチ:普段の感覚を揺さぶられる体験

あたりまえってなんでしょうか。押すと普段とは異なる音がする「違和感スイッチ」や直感的にページを選び取る「本のヘヤ」、香りや刺激で昔の記憶を呼び起こす「からだの記憶」、感覚を揺さぶる数々の「想像力をオンにするきっかけ」。

普段の感覚を揺さぶっていく体験や、自分の過去に戻る体験、ほめられる体験などを経て、眠っていた想像力で新しい自分に出会えるかもしれません。

最後は、体験を経た自分の変化と想像性に出会う体験です。


デザインは近年、「モノ」のデザインだけではなく、体験や経験などの「コト」へとシフトしつつあります。今回の展覧会も鑑賞するデザインから体験するデザインへ。かつそれをどうデザインして表現するかという取り組みです。

誰かの個人の作品というのはなく、学生や専門家が一緒に知恵を出し合いながら、誰かの発想が他の人の次のアイデアになり、そして共創が生まれる。そんな風にプロジェクトは発展しました。


からだの記憶:自分の過去にもどる体験
からだの記憶:自分の過去にもどる体験

期間中は、デザイン学科の教員ら著名クリエイターたちが、トークショーやワークショップを開催。

ここでもやはり、「体験」という形のないものへの重要性のお話しがでました。デザイナー(制作者)ひとりの視点ではなく、ユーザーや社会のあらゆる知見を活かしていくことが重要になっていきているようです。そんな変化する社会の中でデザインや想像力について、多角的にアプローチする機会となりました。