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Information
出版 芸術活動 学生・卒業生

UP&DOWNって、なんだ?

2026.06.30

【著者】

黒田都華さん(舞台芸術学科ポピュラーダンスコース 卒業/大学院 博士課程前期 芸術制作専攻 舞台研究領域 修了)


【著者について】

有限会社オンタイムジャパン取締役。

DANCE COMPANY「みやか組」主宰。

1999年生まれ、兵庫県三田市出身。

4歳よりダンスを始め、国内外のバトル・コンテストで受賞多数。振付・舞台・教育の現場で幅広く活動。舞台芸術を基盤に、ダンス教育に関する研究で修士号を取得し、査読付き論文も執筆。現役ストリートダンサーとしての身体感覚と学術的視点の両面からダンスを捉え、実践と研究を横断しながらその本質を探究している。


【出版社】

ザメディアジョン


【定価】

2,200円(税込)


【発売日】

2026年6月16日


【内容】

「アップダウンって、なんだ?」

その問いに、言葉で答えられますか。


ストリートダンス、ヒップホップダンス、リズムトレーニング。

どのジャンルでも必ず登場する「アップダウン」という基礎。


初心者レッスンでも、プロダンサーの現場でも、

当たり前のように使われているこの動きは、

なぜか“正確に説明されること”がほとんどありません。


・アップダウンとは何か

・アップとダウンの違いとは何か

・正しいやり方やコツは存在するのか

・リズム感やグルーヴとの関係は何か


本書は、こうした疑問に対して、

ハウツーではなく「構造」と「文化」からアプローチする一冊です。


調査の過程で明らかになったのは、ひとつの事実でした。


――アップダウンに、統一された正式名称は存在しない


定義が揺れ続けてきた理由。

指導現場ごとに異なる説明。

そして、創始者たちが“あえて固定しなかった”可能性。


本書では、ストリートダンスの背景にある黒人文化、

日本における受容のズレ、教育現場での扱われ方などを整理しながら、

「アップダウンとは何か」を多角的に掘り下げていきます。


・アップダウン=上下運動という誤解

・ノリ(グルーヴ)は動作ではなく音との関係性である

・ジャンルごとに異なるリズムの取り方

・全方向に広がる身体操作としてのアップダウン


図解と証言をもとに、

これまで“感覚でしか共有されてこなかったもの”を言語化し、

誰もが再考できる形に提示します。


本書は、ダンス初心者のための入門書ではありません。

また、特定の正解やフォームを提示する技術書でもありません。


むしろ、こう問い直すための本です。


「なぜ、アップダウンは説明されなかったのか?」


読み終えたあと、あなたのリズムの取り方、音の聴き方、

そしてダンスそのものの捉え方が、静かに変化しているはずです。


上手くなるための一冊ではありません。

しかし、踊りの“深さ”を変える一冊です。


■目次■

序章|UP&DOWNって、なんだ?

第1章|UP&DOWNの構造 ─なぜ説明できないのか

第2章|ストリートダンスとは何か ─黒人文化と憧れ

第3章|日本のダンサーとUP&DOWN ─感覚のズレ

第4章|UP&DOWN誕生ヒストリー ─全方向の動き

第5章|Let’s Groove! ─なぜ、こんなに気持ちいいのか

第6章|継承者の証言 ─100年の継ぎ足しのタレ

終章|UP&DOWNが映し出すもの