キャラクター造形学科 漫画コース

通じる漫画を画くために、漫画に関わるすべてを学び尽くそう。

授業では、漫画制作をおこなうにあたって、まず確固たるキャラクターを創ることからスタートします。その上でキャラクターを活かす原作・作画のそれぞれを学びます。1年次には基礎技術を、そして2年・3年次の演習・実習で想像力、表現力を鍛えつつ、より実践的な作品制作を進めていきます。4年次にはプロとして認められるための作品づくりに専念します。またクリエイターとしての知識や技術の学習だけでなく、プロデューサーやディレクターとしての視点も併せて養えるように、漫画に関する編集や批評の方法も同時に身に付けていきます。

コース写真

教員ピックアップ

里中 満智子(さとなか まちこ) キャラクター造形学科長
1948年大阪府生まれ。漫画家。16歳のときに『ピアの肖像』で第1回講談社新人漫画賞を受賞。これまで、『あした輝く』『アリエスの乙女たち』『海のオーロラ』『あすなろ坂』など、数々のヒット作をはじめ、5000タイ
トルにおよぶ作品を描く。近年の作品には『、天上の虹』(2015年完結)。『ギリシア神話』『名作オペラ』『旧約聖書』などがある。

現場を大切にした学びのなか、
自分の可能性に挑戦しよう。

現場の感覚で教えていくことを大切にしています。その代表的な例が、第一線で活躍するプロが教鞭を執っていること。また、実際の現場で使用されている設備や、プロとして作品を世に送り出す機会なども充実。在学中にデビューする学生も少なくありません。将来の道をまだしっかりと見極められていないという人にこそ、キャラクター造形学科で学びを深めてほしいと思います。ここは好きという気持ちを極められる環境が整っています。漫画、アニメ、ゲーム、フィギュアが好きなら、ぜひ自分の可能性にチャレンジしてください。
女帝、持統天皇を描いた『天上の虹』

©里中満智子

池上 遼一(いけがみ りょういち) 教授
1944年福井県生まれ。漫画家。1966年、「ガロ」で入選。その後、水木しげる氏のアシスタントを経て、 1968年にデビュー。『クライングフリーマン』(原作:小池一夫)などヒット作を連発。1990年代以降は、「ビッグコミックスペリオール」のレギュラー漫画家として活躍し『サンクチュアリ』『HEAT-灼熱-』などの長編で人気を獲得している。

いちばん大切なことは物語にマッチする絵を描くこと

漫画の絵というものは、文学にたとえると文体のようなものだと思います。つまり、絵がうまいへたということよりも、いかにストーリーにマッチしているかがいちばん大切。プロの漫画家を志すみなさんには、 4年間の学びのなかで画力を磨いていくだけでなく、何をどう描くべきかといった自問自答を繰り返していってほしいと思います。
『六文銭ロック』

©作 武論尊・画 池上遼一/小学館

日野 日出志(ひの ひでし)教授
1946年旧満州生まれ。漫画家。1967年、「COM」にて『つめたい汗』が第5回月例新人賞を受賞し、プロデビューを果たす。1968年には「ガロ」にも入選し、オリジナリティあふれる“怪奇”と“抒情”の表現を確立。主な作品に『地獄の子守唄』『地獄変』『学園百物語』などがあり、日本国内だけに留まらず、海外でも高い人気を誇る。

プロの経験を糧に論理と感性の両輪を磨く

漫画をつくり、世の中へ送り出すというこの世界は、ただ単に絵がうまいというだけでは決して通用しません。大学で過ごす4年間は、将来の糧となるテクニックと感性を磨く、とても貴重な時間となることでしょう。物語を構築する論理を養い、それを輝かせる感性を磨きながら、自らの作品に活かしていってほしいと思います。
『地獄の子守唄』

©日野日出志

小堀 洋(こぼり よう)教授
1949年北海道生まれ。漫画原作者。日本大学芸術学部映画学科卒業後、小池一夫氏に師事。24歳のときに『麻雀新撰組』で劇画原作者としてデビューし、翌年には『ザ・コップ』『ヒットラーの息子』などのヒット作を発表。多数の漫画原作を手がけている。

漫画はキャラクターが命そのひと言につきます

将来漫画家をめざすみなさんには、興味のあるものごとをいろんな角度から徹底的に掘り下げてほしいと思います。そしてその世界を描くためには、どんなキャラクター(主人公)が必要かを考える癖をつけてください。「キャラクターとは何か?」を学習しながら、ストーリーのつくり方や表現方法をしっかり身につけていきましょう。
『微笑女Mitsu』

©双葉社

平井 りゅうじ(ひらい りゅうじ)教授
1955年大阪府生まれ。業界専門誌の記者などを経て原作専業に。代表作に『まいど!南大阪信用金庫』や『借王(シャッキング)』などがある。全10巻となった漫画『借王(シャッキング)』は全9作が劇場映画化され、テレビ東京やwowowでもドラマ化された。

刺激的な創作物との出会いが漫画家の糧となる

原作を考えるうえで重要なことは、具体的にシーンやキャラクターのイメージをつかんでいるかどうか、という点にあります。キャラクターは単なる絵ではなくひとつの人格。オリジナリティ&リアリティあふれるキャラクターを生み出すためには、ネットだけでなく本や新聞を読んだり、関心領域を広げておくことも大切です。
『借王』(シャッキング)

©土山しげる/平井りゅうじ/リイド社

沓澤 龍一郎
沓澤 龍一郎 (くつざわりゅういちろう) 客員教授
キャラクターは設定からばかり考えるのでなく、絵柄から考えることも大切です。沓澤龍一郎先生の「チームプレイヤー」は、世界6カ国語で発売された漫画アンソロジー『Japon』に収録された作品ですが、「もし現代日本でヒトラーが生活していたら」という設定で、日本の平均的な新入社員やニートの生活を描き出したもの。超リアルな絵柄で描かれたヒトラーが、ごく普通の会社員生活を送るようすが、奇妙な味わいで描かれています。

授業風景

  • 漫画創作の表現
    漫画創作の表現
  • 漫画制作実習Ⅰ
    漫画制作実習Ⅰ
  • 漫画制作実習Ⅱ
    漫画制作実習Ⅱ

学生作品

  • 作品1
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  • 作品2
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  • 作品3
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カリキュラム

1年次 2年次 3年次 4年次
必須科目 講義 キャラクター原論Ⅰ
構成の基礎
メディア基礎
漫画創作の表現
キャラクター原論Ⅱ
文章表現論
マーケティング
キャラクターと著作権
演習 原作演習 漫画原作
漫画研究
実習 キャラクター造形基礎 漫画制作実習Ⅰ 漫画制作実習Ⅱ 卒業制作
選択
必須科目
講義 メディア文化論
漫画・アニメーションの歴史
アニメ総論
ゲーム概論
フィギュア制作論
クリエイティブ概論
色彩の基礎(色彩構成)
出版・編集の方法
広告の企画と表現
プロデュースの方法
アニメーションの世界Ⅰ
アニメーションの世界Ⅱ
絵本の表現
取材の方法
演習 CG基礎演習 漫画批評の方法
IT基礎研究
イラストレーション
エディトリアル演習Ⅰ
デジタルコミック演習
アニメーション技術演習
CG応用演習
立体造形演習Ⅰ
DTP演習
プレゼンテーション
メディアミックス
エディトリアル演習Ⅱ
CG映像制作
立体造形演習Ⅱ
選択科目 実習 アニメーション実習Ⅰ
ゲームデザイン実習Ⅰ
フィギュア制作実習Ⅰ
アニメーション実習Ⅱ
ゲームデザイン実習Ⅱ
フィギュア制作実習Ⅱ
※このカリキュラムは2013年度入学者用履修案内をもとに作成しています。実際の入学時には変更になる場合がありますのでご注意ください。
  • 漫画コース
  • アニメーションコース
  • ゲームコース
  • フィギュアアーツコース
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