キャラクター造形学科 漫画コース

通じる漫画を画くために、漫画に関わるすべてを学び尽くそう。

授業では、漫画制作をおこなうにあたって、まず確固たるキャラクターを創ることからスタートします。その上でキャラクターを活かす原作・作画のそれぞれを学びます。1年次には基礎技術を、そして2年・3年次の演習・実習で想像力、表現力を鍛えつつ、より実践的な作品制作を進めていきます。4年次にはプロとして認められるための作品づくりに専念します。またクリエイターとしての知識や技術の学習だけでなく、プロデューサーやディレクターとしての視点も併せて養えるように、漫画に関する編集や批評の方法も同時に身に付けていきます。

コース写真

教員ピックアップ

里中 満智子(さとなか まちこ) キャラクター造形学科長 漫画コース(漫画家)
16歳のときに『ピアの肖像』で第1回講談社新人漫画賞を受賞してデビュー。代表作は『海のオーロラ』『あすなろ坂』『ギリシア神話』『天上の虹』など多数。

現場を知り尽くしたプロが行う講義で「好き」を育てられる。

キャラクター造形学科では、現場感覚で教えていくことに力を入れています。そのひとつの例が、現場を知りつくした教授・講師陣と言えるでしょう。もちろん、機材もプロ仕様。在学中にデビューする学生も少なくありません。
さらに、将来的には学科のなかで連携し、作品を一緒につくって発表するなど、学科全体が“アトリエ”として発展していくといった明確なビジョンも持っています。
若いみなさんは、自分が何になれるのかを見極めるのが難しいと思いますが、好きだという思いを大切に。本学科で幅広く学びながら、本当にやりたいことを見つけてください。
女帝、持統天皇を描いた『天上の虹』

©里中満智子

池上 遼一(いけがみ りょういち) 教授 (漫画家)
水木しげる氏のアシスタントを経験後、『クライングフリーマン』(原作・小池一夫)などヒット作を連発。1990年代以降は『サンクチュアリ』『HEAT―灼熱―』といった長編で人気を獲得。

若者たちの目に見えぬ渇望に期待しています。

漫画を描く醍醐味のひとつに願望を具現化できることが挙げられます。私の作品にはカッコイイ、強い男が登場します。これは自分と読者の願望なのです。
今の若者は物質的にも恵まれており、分かりやすいカタチでの願望はないように思えます。しかし、不条理や孤独感、満たされない欲求といったものは必ずあります。私が想像もつかないような新しい作品がみなさんにはつくれるはずです。既存の作品や流行にとらわれる必要はありません。新しい価値観を持った次世代の漫画を、一緒に探っていきましょう。
『六文銭ロック』

©作 武論尊・画 池上遼一/小学館

永井 豪(ながい ごう) 教授 (漫画家)
石ノ森章太郎氏のアシスタントを経て、1967年漫画家デビュー。以降『ハレンチ学園』『デビルマン』『キューティーハニー』など、ギャグからSFまで、幅広いジャンルでヒット作を生み出している。

刺激的な創作物との出会いこそが漫画家の糧となる。

漫画家に必要なことは? そう問われたとき、私は「表現が好きであること」と答えています。創作物に対して、常に興味と好奇心を持って接することが、漫画家としての血肉となるのです。
幸いなことに大阪芸大には、同じく表現者をめざす仲間がいます。図書館ではたくさんの作品が閲覧可能です。上映会や展覧会もある。いくらでも刺激がある恵まれた環境です。
漫画家をめざすなら、この環境を利用しない手はありません。学びの場と同時に、人や作品に出会える場として、ぜひ利用してください。
『マジンガーZ』

©Go Nagai/Dynamic Producton 1972-2014

日野 日出志(ひの ひでし)教授 (漫画家)
1967年に『COM』でデビュー。その後『ガロ』で入賞し、独自の“怪奇”と“抒情”表現を確立する。主な作品に『地獄の子守歌』『地獄変』『学園百物語』などがある。

プロの経験を糧に論理と感性の両輪を磨く4年間。

漫画家をめざしたころ、考えていたのは、自分にしか描けないものをどうつくるかでした。でも、何をやってもスゴイ先人がおり、挫折挫折の日々。そんなある日、友人から勧められた海外SF小説をきっかけに、アイデアがあふれてきたのです。
本学科では、私の漫画家としての失敗と成功の経験すべてを学生に伝えます。この世界は絵がうまいだけでは通用しません。大学で過ごす4年間で、物語を構築する論理を養い、それを輝かせる感性を磨きながら、独自の世界観をつかみ取って、作品づくりにつなげてください。
『地獄の子守唄』

©日野日出志

小堀 洋
小堀 洋 (こぼりよう) 教授
キャラクターは最初から全貌が明らかになっている人物ばかりではありません。例えば小堀洋先生の『ヒットラーの息子』に登場する主人公「Mr.ボタン」は、自分の正体を全く思い出せない記憶喪失の状態で登場します。次から次に襲いかかる敵から情報を得ていくうちに、次第に自分の恐ろしい過去や正体がわかっていくという設定。果たして「Mr.ボタン」とは何を意味するのか? 「ヒットラーの息子」とは? その答えは、本編をお読みください!
沓澤 龍一郎
沓澤 龍一郎 (くつざわりゅういちろう) 客員教授
キャラクターは設定からばかり考えるのでなく、絵柄から考えることも大切です。沓澤龍一郎先生の「チームプレイヤー」は、世界6カ国語で発売された漫画アンソロジー『Japon』に収録された作品ですが、「もし現代日本でヒトラーが生活していたら」という設定で、日本の平均的な新入社員やニートの生活を描き出したもの。超リアルな絵柄で描かれたヒトラーが、ごく普通の会社員生活を送るようすが、奇妙な味わいで描かれています。
土山 しげる
土山 しげる (つちやましげる) 客員教授
漫画家。望月三起也氏のアシスタントを経て、1973年『ダラスの熱い日』でデビュー。1995年『喧嘩ラーメン』でB級グルメマンガを描き現在の作風を確立。『喰いしん坊!』では2007年第36回日本漫画家協会賞を受賞。代表作に『極道めし』『食キング』など。

授業風景

  • 漫画創作の表現
    漫画創作の表現
  • 漫画制作実習Ⅰ
    漫画制作実習Ⅰ
  • 漫画制作実習Ⅱ
    漫画制作実習Ⅱ

学生作品

  • 作品1
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  • 作品2
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  • 作品3
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カリキュラム

1年次 2年次 3年次 4年次
必須科目 講義 キャラクター原論Ⅰ
構成の基礎
メディア基礎
漫画創作の表現
キャラクター原論Ⅱ
文章表現論
マーケティング
キャラクターと著作権
演習 原作演習 漫画原作
漫画研究
実習 キャラクター造形基礎 漫画制作実習Ⅰ 漫画制作実習Ⅱ 卒業制作
選択
必須科目
講義 メディア文化論
漫画・アニメーションの歴史
アニメ総論
ゲーム概論
フィギュア制作論
クリエイティブ概論
色彩の基礎(色彩構成)
出版・編集の方法
広告の企画と表現
プロデュースの方法
アニメーションの世界Ⅰ
アニメーションの世界Ⅱ
絵本の表現
取材の方法
演習 CG基礎演習 漫画批評の方法
IT基礎研究
イラストレーション
エディトリアル演習Ⅰ
デジタルコミック演習
アニメーション技術演習
CG応用演習
立体造形演習Ⅰ
DTP演習
プレゼンテーション
メディアミックス
エディトリアル演習Ⅱ
CG映像制作
立体造形演習Ⅱ
選択科目 実習 アニメーション実習Ⅰ
ゲームデザイン実習Ⅰ
フィギュア制作実習Ⅰ
アニメーション実習Ⅱ
ゲームデザイン実習Ⅱ
フィギュア制作実習Ⅱ
※このカリキュラムは2013年度入学者用履修案内をもとに作成しています。実際の入学時には変更になる場合がありますのでご注意ください。
  • 漫画コース
  • アニメーションコース
  • ゲームコース
  • フィギュアアーツコース
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