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キッズ・アートカレッジ2019 キッズ・アートカレッジ2019

初等芸術教育学科 / その他
2019/08/11

地域の子どもたちと芸大のキャンパスでアート体験

大学のキャンパスに地域の子どもたちを招いて、芸術や創作する楽しみを体験してもおうという活動『キッズ・アートカレッジ』。この取り組みは、初等芸術教育学科の学科行事として位置づけられ、将来教員をめざす学生の「学びの場」のひとつとしています。2年ぶりの開催となる今回も、定員を大きく上回る参加申込がありました。

学生たちは、事前に企画をたて、準備を進めてきました。どんなプログラムがいいのか、設備や会場の環境に危険がないかなどを話し合い。当日も案内板や会場の準備、運営スタッフとして担当にわかれて子どもたちと触れ合いを行いました。

「オリジナル時計を作ろう」「アルミ缶バッチをつくろう」「お家カスタネットで街づくり」「お絵かきペタペタ」「身体で描こう」「面白版画に挑戦しよう」の子ども6講座、大人講座「墨で描いてみよう」の計7講座の開催となりました。
特に、幼稚園児の身体で描こうは、身体全体で絵具にまみれ、思い思いにペイントし、楽しく集中した取り組みでした。
1回生から4回生まで学生全員を対象とし、分担して計画を作成し本番に向けて取り組を進めました。
子どもと触れあいながら、学ぶこのプロジェクト。暑い中の開催でしたが時間を忘れるひと時となりました。

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Interview

初等芸術教育学科 初等教育コース
永田 理緒さん

初めて「キッズアートカレッジ」に代表として関わりました。 このイベントが2年ぶりということもあり、当日の流れや雰囲気を知っている先生や先輩方がほとんどいらっしゃらなかったこと、私自身も代表になって全体を動かす経験があまりなかったことから、最初は不安でいっぱいでした。そこで子どもや保護者のために、整った設備の中でいかに楽しく快適にイベントに参加してもらえるのか考えました。  当日はプログラムの中にいるスタッフにはならず、何か困ったことはないか、問題が起きていないかなど、全体を見回りながらイベントがスムーズに運営できるように心がけました。各プログラムを見ていると、子どもたち一人ひとりがすごく良い表情で活動しており、私もつられて笑顔になってしまい、代表を頑張って良かったなと思いました。 私は、今回のように子どもが自分の感性を自分で表現できるような環境をつくり、キラキラした笑顔を引き出せるような教師を目指したいと思います。

初等芸術教育学科
中西 哲太さん

1回生として初めて『キッズアートカレッジ』に関わりました。入学前から、このイベントの存在は知っていて僕も参加したいという意思が強くあり、積極的に参加しました。担当したブースはもちろんのこと、来場者の皆様が楽しく過ごせるよう努めました。私が担当したのは、3歳児までの子供たちを相手にするブースで、ほかよりも小さな子供を相手にすることもあり、準備からどのようなところに危険があるのか、当日安全にのびのびと遊べるようにはどうしたらいいのか、また自由な遊びができる空間を作ることを心がけました。『キッズアートカレッジ』当日、たくさんの子供達が遊びに来てくれました。子供が一番やりたいことを一緒にやろうと考えました。女の子が手に絵の具をつけて壁に手形をつける遊びを見ていた男の子が、「僕もやりたい」とやってきました。僕は男の子の手に絵の具をつけてあげようとすると「足でしたい」と言われ、足に絵の具をつけ、足形を壁につけて遊びました。男の子はとても楽しそうで、何度も何度も足形で遊んでいました。やりたいことをさせてあげるということは、こんなに子供の意欲を伸ばすことができるのか。と驚きました。僕は子供のやりたいことを最優先に伸ばしていけるような、そんな小学校の教員を目指していきたいです。