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学長から、学ぶ人へ

塚本 邦彦
学校法人塚本学院 大阪芸術大学
理事長・学長・学院長 名誉文学博士
塚本 邦彦
「夢」は思い描くものではなく、自分の手でつかむもの。
大阪芸術大学は、自分の夢をつかみ取る場所だ。
「夢」は思い描くものではなく、自分の手でつかむもの。
大阪芸術大学は、自分の夢をつかみ取る場所だ。
夢というのは、思い描くものではなくて、つかみ取っていくものだ。現実の事象に立ち向かっていく。思い描いていた夢は打ち砕かれるかもしれない。しかし、そこにわずかな可能性を人は見つけ出して、再び立ち上がっていく。その行為によってしか、夢は膨らますことができない。その挑戦が夢をつかみ取る方法だ。

最も大切なことは、最適の場所に自分自身を置くということだ。その場所に自らの意志で入っていくことだ。今、あなたが思い描いている夢は、幻想かもしれない。しかし、もしかするとそれは現実にさらされることで、さらに膨らみ、実現へと向かっていくこともあり得る。

ここ大阪芸術大学には、これまでに数多くの若者が、芸術への思いを抱いてやって来た。そして、一つ一つの夢を確認し、新たな夢をつかみ取り、それを育んでいった。ある者は、芸術家となり、ある者は人々に夢を与えていく仕事に就いている。

本学には、芸術制作に没頭できる空間がある。表現を突き詰めていく時間がある。あなたがその気になった時、先輩、仲間、さまざまな施設、最先端の情報、そして教授たちが、あなたを包み、刺激し、支援する。あなた自身のエートスはここで触発され、新たな芸術の創造、そして夢の実現へと向かう。

大阪芸術大学は、若者が夢を実現するための手がかりを見つけ、自らの力によってそれを現実のものとする場所であってほしいと思う。

私は、社会に出てさまざまな現実と向き合ううちに、偶然にもここで教壇に立つことになり、いつしか大学運営を担う立場になった。そして最近、自分自身の中に、社会人になってから意識しなくなっていた夢が確かに存在し、大きく育ちつつあることに気づいた。この大学を「学生たちが自分の夢を実現させる場所」にしたい。そのためのあらゆるエレメントを整えていく。それは私の使命でもある。私にとってもまた、大阪芸術大学は「夢を実現させる場所」なのである。