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建学の精神、使命・目的

建学の精神

自由の精神の徹底

学と芸の総合大学として秩序ある体系の上に自由の精神に基づき、私学としてのみ可能である学科編成を目指して高等教育にエポックを劃したい。

創造性の奨励

本大学芸術学部は芸術における狭義の創造性にとどまらず、科学技術・産業・交通・通信・政治・行政その他社会活動全般にわたり創造性を奨励したい。

総合のための分化と境界領域の開拓

近代における学と芸は、専門化の一途をたどりその専攻分野は極端なるセクショナリズムに陥るという弊害がしばしば見受けられるが、本学はこれを絶対に排し総合のための分化および専門化であることを絶えず確認し、特に境界領域における学と芸の盲点的存在となっている部分を注視し、新分野の開拓につとめたい。

国際的視野に立っての展開

東洋の日本、世界の日本という認識のもとに我国特有の学と芸に関する優れた伝統を国際的視野に立ってこれを深く掘り下げ、伝統の形式に囚われることなく、伝統の持つ精神を高揚して新しい芸術の伝統を展開したい。

実用的合理性の重視

本学は阪神産業地帯をヒンターランドとして開設されている立地条件にかんがみ、学と芸の実用的合理性を尊重してこれを実現したい。

大学の使命・目的

本大学は教育基本法及び学校教育法に基づき芸術学の殿堂として専門の学芸を教授研究するとともに、広い知識を授け、高潔かつ平和的な国家及び社会の教養高き形成者を育成することを目的とする。

教育目的(人材育成方針)

本学は高度の学と芸を教授・研究し、それぞれの専攻分野に関し、民主社会における指導的人材を知と愛の精神をもって育成することを教育目的とする。

学位授与方針(ディプロマポリシー)

建学の精神を体現し、クリエイター、教育者、そして芸術のよき理解者として社会に貢献し得る能力を学修していることを求める。成績評価は卒業所要単位数の修得、卒業制作・論文・演奏の審査により、学位を授与する。


(1)創造性と独創性:創作・表現・研究活動への主体的な取り組み/独創性・創造性の伸張/専門的な能力の獲得

(2)社会創造・貢献への意欲・能力:芸術を通した社会創造・社会貢献の経験/社会人として必要な課題解決能力の獲得

(3)境界領域の開拓:他領域・異分野への視野の獲得/コラボレーションの経験

学科別ディプロマ・ポリシー

アートサイエンス学科
自らの発想力、芸術的表現力と科学技術の論理的思考力を融合することによって、芸術と科学に関わる境界領域を開拓できる構想表現力を修得する。これらに基づいて、情報と人間や社会が複雑に絡み合って生じる諸問題を解決し、文理芸融合的な視点から新しい価値を創造するスキルを身につける。かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業制作・論文に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
「IT社会デザイナー」、「メディアアーティスト」、「UXデザイナー」、「デザインプログラマー」などを目指せる人材を育成する。
美術学科
各分野(コース)における知識と技法・表現の特性を修得し、創造性と独自の表現手法を身につけ、芸術活動の出発点に立てるような技量を修得し、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業制作・論文の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
「画家」、「美術科教員」、「立体造形作家」、「イラストレーター」などを目指せる人材を育成する。
デザイン学科
命題に対して、よりよい結果を出すため、効果的かつ合理的な筋道を組み立てられる力を持ち、それを豊かな感性と個性で表現する力を身につける。かつ、卒業要件単位数124単位を修得し、卒業制作・論文の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
「グラフィックデザイナー」、「イラストレーター」、「空間デザイナー」、「アートディレクター」、「Webデザイナー」、「プロダクトデザイナー」、「プロデューサー」などを目指せる人材を育成する。
工芸学科
自分の手と頭を使い、ものを創造する力と現代のコンピュータ社会に対応したデザイン力を身につけた人材を育てることを目標とし、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業制作の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
工芸学科では、工芸作家や職人の育成とともに企業への就職も目指している。制作のみならずプレゼンテーションのスキルを修得するためIT分野の学習や話し方学習・作品撮影などの能力を育成し工芸作家や職人・企業ニーズに対応した人材を育成する。
写真学科
多様な写真表現に対応できる基本的な技術と知識を身につけ、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業制作・論文の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
「写真家」、「広告写真家」、「報道写真家」、「ブライダルフォトグラファー」、「レタッチャー」など、マスコミ分野、ポートレイト分野、デジタルメディア企業における写真のエキスパートを目指せる人材を育成する。
建築学科
建築及び都市における社会的使命を理解し、人間生活を取り巻くあらゆる環境の諸問題の解決に向け、幅広い専門的知識や設計・ものづくりの技術、他学科とのコラボレーションから得られる識見、さらにそれらを応用する能力を身につけ、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業制作の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
主体的に活躍できる高度な専門職能人としての「空間デザイナー」、「ランドスケープアーキテクト」など、未来を拓く広義の「建築家」を育成する。
映像学科
人間の知性と技術の総合芸術である映画映像の教育学修を通して、映画映像分野の教養や手技を後継者に伝承することはもちろんのこと、広く社会一般に貢献する人材を育てることを目標とし、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業制作の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
「映画監督」、「撮影監督」、「脚本家」、「映像クリエイター」、「アニメーション作家」、「プロデューサー」などを目指せる人材を育成する。また、「芸術」、「娯楽」、「サービス業」だけでなく、「商業」、「製造業」、「経済」、「政治」、「海外交流」などの分野でも、インテリジェンスとイマジネーション、コミュニケーション能力を持って、リーダーシップを発揮できる人材を育成する。 
キャラクター造形学科
漫画、アニメーション、ゲーム、フィギュアアーツ各分野のクリエイターとして活躍できる能力を身につけるとともに、社会人として必要なコミュニケーション、プランニング、プレゼンテーション、プロデュースの能力を身につけ、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業制作の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
「漫画家」、「アニメ監督」、「ゲームプランナー」、「イラストレーター」、「漫画原作者」、「フィギュア原型師」などを目指せる人材を育成する。
文芸学科
文芸やノンフィクション、出版、翻訳などの各分野で通用するスペシャリストとして、専門知識や実践力を身につけ、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業論文・制作の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
「小説家」、「国語科教員」などを目指せる人材、「出版業」、「マスコミ」などで活躍できる人材を育成する。
放送学科
テレビ、ラジオといった放送メディアを中心に、インターネット、新聞、雑誌などますます多様化する他のメディアをクロスさせながら未来のコミュニケーションを学ぶ。例えどんなに時代が進化しても「メディアの中心は放送にある」という自信と誇りを持ち、技術力、論理力とともに協調性を高め、またリーダーシップを身につけ、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業論文・制作の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
「クリエイティブディレクター」、「番組制作スタッフ」、「映像カメラマン」、「アナウンサー」、「声優」、「ナレーター」などを目指せる人材を育成する。
芸術計画学科
芸術・文化を多角的に理解し、作り手、受け手が共に生きる力を増進する創造的な出会いの場を、最新のテクノロジーを視野に入れて構想・実現する総合的プロデュース力を身につけ、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業研究の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
総合的なプロデュース能力を活用し、社会に貢献する「総合イベントプロデューサー」「コミュニティイベントプロデューサー」「アートイベントプロデューサー」「キュレーター」などを目指せる人材を育成する。
舞台芸術学科
舞台上演を前提にした実践的なカリキュラムの中で、現場で役立つスキルを身につけるとともに、対話力、協調性、礼儀作法など、舞台人にとって欠かすことのできない資質を身につけ、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業制作の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
想像力と詩的感受性をあわせ持った「俳優」、「ダンサー」、「テーマパークパフォーマー」、「舞台制作スタッフ(美術、音響、照明)」などを目指せる人材を育成する。
音楽学科
音楽の基礎的能力をそなえ、社会の動きやニーズを的確に把握し、音楽を新しく捉え直す能力、また音楽の指導者として教育現場で求められる適切な能力を身につけ、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業制作・卒業論文の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
「作曲家」、「サウンドプログラマー」、「音響エンジニア」、「音楽科教員」などを目指せる人材を育成する。
演奏学科
音楽ジャンルが多様化する現代において、実技レッスンを通して、各々の専門分野の研究に加え、さまざまな音楽を研究するとともに知識・技術・感性を身につけ、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業演奏の審査に合格した者に学士(芸術)の学位を授与する。
「演奏家」、「トレーナー」、そして、音楽の良き理解者として「音楽科教員」、「音楽講師」などを目指せる人材を育成する。
初等芸術教育学科
芸術を通してこころを感じ取る感性を身につけ、子どもの育ちを援助したり、こころを癒すことのできる能力を身につけ、かつ卒業要件単位数124単位を修得し、卒業研究・論文の審査に合格した者に学士(芸術教育)の学位を授与する。
子どもの良き理解者となる「保育士」、「幼稚園教諭」、「小学校教諭」を目指せる人材、また「支援教育」や「福祉」の領域において芸術療法などを用いこころの「癒し」を援助する人材を育成する。

教育課程編成方針(カリキュラムポリシー)

(1)本学の科目構成

教養科目
大学における学問探究の導入課程として位置づけている。豊かな人間性と広い視野を獲得すること及び科学的な思考能力を養成し、芸術創造における科学的思考の重要性を理解することを目指す。
専門教育科目
学生が学科・コースで専攻する芸術分野についての深い理解と高度な創造力を養成し、社会が求める有為な人材を育成することを目指す。
専門関連科目
各学科の専門分野を学生が学問的関連性、知的関心のもとに主体的に履修できるよう設けたもので、異なる分野の基礎科目を学修することによって、専門の細分化を防ぎ、広い専門的視野を切り開くことを目指す。
卒業制作・論文・演奏
4年間の学修の集大成を作品、論文及び演奏として結実する。大学で修得した知識、技術、創造力、表現力等を十分発揮できるよう、個別指導を行う。

(2)「専門教育の重視」

芸術教育機関として、少人数又はグループによる「演習及び実技・実習」を根幹におき、教養・基礎科目をバランスよく配置する。また、必修・選択区分、履修制限及び進級・卒業要件を適切に設定し、専門教育を段階的に実施する。

学科別カリキュラムポリシー

教養課程
建学の精神をふまえた芸術教育における教養課程の学修は、広い創造力への入り口となり、複眼的、俯瞰的なものの見方を培うことから、大学における学問探究の導入課程として位置づけている。
豊かな人間性と広い視野を獲得すること及び科学的な思考能力を養成し、芸術における創造的思考の育成を目指す。
アートサイエンス学科
1年次では、自らの発想力、芸術的表現力、科学技術の論理的思考力を融合するためにアートサイエンスに関する芸術的な造形表現、作品を表現するためのプログラミングと設計、および先端科学技術の基礎を学ぶ。これらによって、文理芸融合的な構想表現の基礎を学ぶとともに、実社会とつながった制作活動を実践するために、産学連携イベント企画にも参画し、クリエイターに必須な基礎的知識・技能を身につける。
2年次では、アートサイエンス作品の構想表現力を身につけるために、人工知能、ロボット、バーチャルリアリティ(VR/AR/MRなどが進化した最先端XRを含む)、グラフィックス、先端デザイン及びアートエンターテインメントに関する映像サウンドの基礎を学修する。産学連携イベントに参画するだけでなく、国内外の最新アートサイエンス動向も学修し、アートとサイエンスの境界領域の実体験を深める。
3年次では、個々の得意分野を活かしたチームあるいは個人によるアートサイエンス作品制作・研究を実践し、文理芸融合的な視点から構想表現力豊かな作品を創造して社会へ発信する。
4年次には、卒業作品の制作に取組み、多様な文理芸融合領域に対して高い専門性を活かしたアートサイエンス作品を制作・追究し、卒業制作の展示・論文発表を行う。
1~2年次の基礎ゼミ、3~4年次のラボ演習、4年次の卒業制作といったクラス担任制の下で学修する。
美術学科
幅広い分野の表現に触れ、自分にあったジャンル、学びたいジャンルを発見できるよう、1年次に油画、日本画、版画、彫刻を体験する。
2年次からは、選択したコースに分かれて専門性を身につけ、表現を深める。
4年次には、卒業作品の制作に取り組み、卒業制作展において展示発表を行う。
デザイン学科
1年次には、多様なデザイン表現の基礎を学ぶ。
2年次からは、グラフィックデザイン、イラストレーション、デジタルアーツ、デジタルメディア、空間デザイン、プロダクトデザイン、デザインプロデュースの専門分野に分かれ、社会の中でのそれぞれのデザインの役割を認識するとともに、社会の要求に応えられるプロフェッショナルとして活躍できる思考力や表現力を身につける。そのための、発想や構築のプロセスを実例をシミュレーションしながら体験的に学び、そこに自身のオリジナリティある表現力をも育てる。
4年次には、卒業作品の制作に取り組み、卒業制作展において展示発表を行う。
工芸学科
1年次に金属工芸、陶芸、ガラス工芸、テキスタイル・染織の4コースで異なる素材や基本的技法に触れて、手仕事の大切さを学ぶ。それと同時に新たな工芸教育の一環としてデジタル学修にも積極的に取り組む。
2年次からは、自ら希望する専門のコースに進み、それぞれの素材の表現方法を追求する。
それに加えて2~4年次では就職や進学の準備としてポートフォリオ作成・プレゼンテーション演習・アートマネジメント演習など実社会に向けてIT機器を駆使したスキルを授業内で修得する。
4年次には、これまでの学びの集大成として卒業制作に取り組み、卒業制作展において成果を発表する。
写真学科
1年次では、写真の基礎や歴史を学び、2年次では写真の理論や銀塩〔暗室〕授業、デジタル写真と製本授業、動画やドローン操縦技能を修得する授業等、広域な分野から写真を学ぶ。3年次からは各自の専門性を鑑みゼミを選択、更に専門性を高めて行く。
4年次には、主に卒業制作に取り組み、学内外において卒業制作展を行う。
建築学科
建築分野と環境デザイン分野を総合し、建物や都市をアートの視点から創造する設計能力を育む教育と研究を展開する。
自由な発想の芽を伸ばし、専門的知識と設計技術を徹底的に身につけられるように、1年次からコンセプトから図面や模型へと空間を具現化していくプロセスを体験させ、2年次から3年次へと徐々に課題のレベルを上げ、建築・環境に関する知識の高度化と設計技術のスキルアップを図っていく。CADを含む製図はむろんのこと、構造力学や法規など一級建築士受験要件を充足する知識もしっかり教育する。
4年次には、学びの集大成としての卒業作品の制作に取り組み、卒業制作展において作品を発表する。
映像学科
芸術の中でも映画映像はより大衆に近いものである。その120年を越える歴史は、時代を越え、国を越え、人々の心を魅了してきた。本学科では「見る、学ぶ、作る」の三つを柱としている。映画を見ることで、優れた映画人たちのメッセージから知性と教養を深め、学ぶことで、社会的、文化的な映画映像の力を知り、作ることで、創造性と想像力、表現性と伝達力、協調性と指導力を持つ人間を形成する教育の編成となっている。
4年次には、卒業論文、卒業シナリオ、卒業作品制作に取り組み、卒業制作展にて作品上映を行う。
キャラクター造形学科
漫画、アニメーション、ゲーム、フィギュアアーツの各分野において、魅力的なキャラクターを創造するために必要とされる物語や世界観を構築する方法論を身につけるとともに、アナログとデジタル両方の表現技術を修得し、自己のオリジナリティーを各分野で発揮できる人材を育成する。
4年次には、卒業作品の制作に取り組み、卒業制作展において展示発表を行う。
文芸学科
1年次では、文章表現や文芸、メディア論の基礎の学修からスタートし、日本および世界各地の文学を幅広く身につけ、一方で創作の準備にもかかる。
2年次では、文章能力を高めることを追究しながら、引き続き文学や演劇の様式・歴史を学修し、一方で広告や印刷の基礎を学ぶ。
3年次より、ゼミ形式を取り入れ創作(小説・詩・脚本)、ノンフィクション・文芸批評、出版・編集、翻訳・講読の分野に分かれ専門知識を修得していく。
4年次には、卒業論文の制作に取り組む。
放送学科
1年次では、「良きジャーナリストである前に良き人間であれ」という理念に基づいて、基本的な教育が行われる。放送学の基礎科目の修得からスタジオや機材の取り扱い、カメラ、音声、編集の実習、中継車に乗り込んでの熱血取材などを行う。
2年次になると、制作、広告、アナウンス、声優という、各コースに分かれ、更に専門性を高めていく。「これだけは誰にも負けない」というプロフェッショナルへの道へ進んでいく。
4年次には、卒業制作・論文に取り組む。
芸術計画学科
芸術・文化の領域で、作り手、受け手がともに生きる力を増進する創造的な出会いの場を、最新のテクノロジーを視野に入れて構想・実現する総合的なプロデュース能力の獲得を目指して、発想力の育成のための広範な知識を修得し、並行して発想を実現できる実践力を修練する。
3年次には「卒業計画」、4年次には「卒業研究」が課され、各自のテーマをもとに研究活動の結果を発表する。
舞台芸術学科
1年次より、演技演出、ミュージカル、舞踊、ポピュラーダンス、舞台美術、舞台音響効果、舞台照明の各コースに分かれ、専門的なアプローチを通して、創造活動の基本となる感性、知性を養い、身体感覚を高める。また、コースを越えた舞台上演にむけた共同作業で、互いに切磋琢磨する中、より豊かな人間関係を構築する力を育むことができる。
4年次には、卒業制作として舞台公演にて成果を発表する。
音楽学科
音楽・音響デザインコースでは、作曲や音楽作品の研究は元より、電子音響音楽、音響システムデザイン、サウンド・レコーディング、SR、楽器などを研究し、音楽と音響を駆使して社会に貢献できる人材を育成する。
音楽教育コースでは、創造性をそなえ時代のニーズに即応する教育者を育てることを目標とする。
4年次には、卒業作品の制作、または卒業論文の執筆に取り組み、卒業制作展において発表する。
演奏学科
実技レッスンを通して各分野の知識と演奏技術を修得することはもとより、学内外公演を取り入れた特色あるカリキュラムにより実践的に演奏研究を重ね、知識と技術をバランス良く身につけた演奏家の育成を目標とする。
4年次には、卒業演奏が課され演奏会にて成果を発表する。
初等芸術教育学科
1年次に、「体験演習」により、全員が初等教育と芸術療法の基礎を体験的に学ぶとともに、教員免許取得科目を基礎的科目から履修する。
2年次より、初等教育と芸術療法の2コースに分かれ、小学校各教科、保育所、幼稚園の指導方法及び、芸術療法関連科目を学ぶ。また、「こどもふれあい体験実習」で、教育・福祉の現場体験を行い、両コースとも演習科目を中心に実践的内容を学ぶ。
3年次には、演習Ⅱで卒業研究に向けての基礎的な取り組みを進めると共に、教科指導法を中心に模擬保育・授業を通してより実践的な学びを深める。
4年次では、教育実習、教職実践演習、卒業研究・論文を通じて、対人援助職の資質を磨く。

入学者選抜方針(アドミッションポリシー)

本学は入学者の受け入れについて、教育目的の達成に必要な下記の資質を評価基準とし、これを多元的な方法により審査する。


「美を追究するマインド」- 美への探究心/創作・表現活動への好奇心と意欲

「創造性と独創性」- 基本的な知識と技術/自由な発想と創造力

「社会創造・社会貢献へのマインド」- 他者・地域・社会への興味/コミュニケーション能力

「境界領域への開拓精神」- 広い視野/異分野への好奇心

学科別アドミッションポリシー

アートサイエンス学科
アートサイエンス学科では、芸術的で新しい表現や創造に興味があり、科学技術との融合によって芸術に関わる境界領域の開拓を志す人物を求める。
【求める学生像】
・独自の個性や新しい事柄への好奇心がうかがえる人物
・アートサイエンスに興味があり自由な発想ができる人物
・いままでにない表現や“ものづくり”に興味のある人物
・楽しさや豊かさを考え、自ら問題提起して解決する意欲のある人物
美術学科
美術学科では、多彩な芸術表現に触れ、芸術家として確かな基礎を築き、自らのテーマ・表現方法により社会での活躍を目指す人物を求める。
【求める学生像】
・美を探求し、創作、表現への好奇心と意欲や喜び、楽しみが感じられる人物
・自発的な独自の個性がうかがえる人物
・社会への貢献、他者や地域の人々に芸術のこころを伝達する意志がある人物
・広い視野に満ち、異分野への好奇心、進取の気風に満ちた創造力を持つ人物
デザイン学科
デザイン学科では、社会や生活とのかかわりに興味を持ち、「知りたい」「作りたい」「発信したい」などの意欲をもって工夫し、表現できる人物を求める。
【求める学生像】
・デザイン表現やコンセプト構築に興味のある人物
・自己の感性、創造力、表現力を伸ばしたい人物
・主体的に知識、技術を修得する意志のある人物
・新たな課題解決に挑戦し続ける意欲・推進力のある人物
工芸学科
工芸学科では、伝統技法や技術を積極的に取り入れて、時代に適した新しい“ものづくり”に取り組む人物、実際の“ものづくり”の体験を活かし、デザイン・企画などのクリエイティブな職業を通して社会での活躍を目指す人物を求める。
【求める学生像】
・自身の個性や感性を発見したい人物
・ものを作ろうとする強い思いや意志を持った人物
・“ものづくり”の体験を活かし、クリエイティブな仕事に関わりたい人物
・“美しさ”にこだわりを持ち、社会で生きていく人物
写真学科
写真学科では、芸術や情報メディアとして幅広い可能性を持つ写真の領域を理解し、エキスパートとしての将来を意識して専門性を培うことのできる人物を求める。
【求める学生像】
・卒業後の進路に明確な志望を持ち、それに向けて努力できる人物
・写真に関わる知識や技術、表現方法などに強い探求心を持つ人物
・オリジナリティある写真表現の追究と創造に意欲のある人物
・広告写真、写真史や写真論などの理論分野にも興味がある人物
建築学科
建築学科では、総合芸術大学という環境を活かし、豊かな暮らしや新しい空間を提案できる芸術性豊かな建築家の育成を目指す。人間と環境を関係づける建築や都市のあり方に関心を持ち、広い意味での建築の創造を志す人物を求める。
【求める学生像】
・建築・都市・それらの環境に好奇心を持つ人物
・ものをつくることが好きで、自由で豊かな発想と創造力を磨きたい人物
・プレゼンテーション・コミュニケーション能力を伸ばしたい人物
・建築、及び環境における自身の得意な分野を伸ばす意欲と熱意のある人物
映像学科
映像学科では、企画、監督、脚本、撮影、照明、美術、録音、編集など制作のプロセスを実践的に学び、さらなる創意と教養を深めていくことを目指している。映画・映像の制作に関心があり、その専門的な技術、知識を修得したいという意欲を持つ人物を求める。
【求める学生像】
・映画芸術、映画産業に関心があり、映画の将来を担っていきたいという意欲を持つ人物
・映画に携わる技術、感性を身につけていきたいという人物
・映画という知性と技術の創造物から知識や教養を学びたい人物
・映画を通して得たものを一般社会に広く還元したいという意欲を持つ人物
キャラクター造形学科
キャラクター造形学科では、漫画、アニメーション、ゲーム、フィギュアアーツの各分野でドラマやキャラクター表現を通じて、多くの人々に感動を与える存在になりたい人物を求める。
【求める学生像】
・学生時代を「能力と可能性を高め表現力を鍛える時期」と捉え自己研鑽できる人物
・自分の世界観を伝える技術、能力を高め、社会的視野を広げたい人物
・キャラクター創造のための総合的な知識・技術を身につけたい人物
・さまざまなメディアを使ったキャラクター・プロデュースに興味のある人物
文芸学科
文芸学科では、小説、詩、脚本、研究、文芸批評、出版、翻訳など多彩な分野で活躍する教員の指導のもと、言葉のセンスを鍛え、読みの深さ、豊かな書く力を育成する。日本語表現の魅力、豊かさに目覚めた人物を求める。
【求める学生像】
・本を読むことで、感動することのできる人物
・文章を書き、思索することに心をときめかすことができる人物
・自身が書いた文章や物語を他者に伝えることに喜びを感じられる人物
・豊かな文章表現力と多角的な読解力を身につけたい人物
放送学科
放送学科では、放送ジャーナリズムを基本に、進化するマスメディア社会における知識と技術を最新機器・設備と多彩な指導者の中で学ぶ。「創る喜び」「伝える感動」を身に付けグローバル時代に活躍し、人々と協力し取り組んでいく意欲ある人物を求める。
【求める学生像】
・旺盛な好奇心と、あくなき探究心を備えている人物
・マスメディアを駆使して広く社会に伝えることに関心がある人物
・社会の変化に適応できる柔軟性と可能性に挑戦する力を有している人物
・声の力・ことばの力・映像の力の表現者、技術者になりたいと意欲を持つ人物
芸術計画学科
芸術計画学科では、芸術・文化の過去、今、未来を多角的に理解し、作り手、受け手が共に生きる力を増進する創造的な出会いの場を、最新のテクノロジーを視野に入れて構想・実現する総合的なプロデュース力を身につけたいと思う人物を求める。
【求める学生像】
・芸術・文化に興味を持ち芸術・文化が展開される場に関わる意欲のある人物
・芸術や文化の力を使って、わくわくドキドキする場の構想・実現を目指す人物
・芸術や文化の力を使って、積極的に社会や地域の発展に貢献したい人物
・芸術や文化の力を使って、くらしの在り方を創造的に作り変えることを目指す人物
舞台芸術学科
舞台芸術学科では、舞台は演者と裏方の共同作業によって成り立っていることを理解すると共に、自身が取り組む分野について厳格な技術の研鑽に励む人物を求める。
【求める学生像】
・さまざまな分野の演者として表現力を磨きたい人物
・舞台の裏方として専門的な技能を身につけたい人物
・「舞台人」としての自覚や物事に対する姿勢、考え方を学びたい人物
・広く社会で求められる礼儀作法や協調性、豊かな人間性を育みたい人物
音楽学科
音楽学科では、いつの時代も人間社会に潤いをもたらしてきた音楽の素晴らしさや多様性を学び、新しい音楽の創造者、音楽教育の指導者になりたい人物を求める。
【求める学生像】
・音楽を通して美を追究する創造力のある人物
・音響技術を駆使して音楽をより豊かにしたい人物
・既成概念にとらわれず音や音楽と向き合いたい人物
・音楽教育の指導者として将来活躍したい人物
演奏学科
演奏学科では、「クラシック」「ポピュラー」それぞれのジャンルで演奏家や指導者、又音楽のよき理解者として社会で活躍できる人間味豊かな人物を求める。
【求める学生像】
・音楽の各分野における知識や技術を修得したい人物
・奏者としての感性や表現力を磨きたい人物
・演奏研究を学ぶことに興味・意欲のある人物
・音楽に対して情熱と愛情を持つ人物
初等芸術教育学科
初等芸術教育学科では、美術や音楽、芸術療法等の学びを通して子どもに「生きる力」を育むことのできる教育者を育成する。そんな力を身につけて社会で活躍したい人物を求める。
【求める学生像】
・子どものこころを感じる力をもった保育士、幼稚園・小学校教諭になりたい人物
・芸術療法の基本や考え方を勉強してみたい人物
・芸術を通して、人間同士のこころの絆を深めるかかわりを築いていきたい人物
・教育現場の諸課題に対して、主体的に対応できる力を身につけたい人物