「セリフ」「歌」「ダンス」を演じることを学び、3つの要素で物語を伝えるための心身、知性、感受性を養う
ミュージカルとはどういう演劇なのか。あくまでも上演すること、演じることを主眼に、ミュージカルの成り立ちから現状までの歴史を考察し、さまざまなスタイルとその特色、それらを支える本質的な要素について学ぶ。
ミュージカル俳優に必要な歌唱力、演技力、ダンス力を複合的に習得。授業では、海外のメソッドも取り入れた演劇表現を追求し、身体づくりや自己解決の手段、演劇的表現の見つけ方など、ワークショップで学ぶ。
学生一人ひとりにあったミュージカルナンバーを選曲し、歌うために必要な身体の楽器を作ることを学び、個々の技術や感性を磨きつつ、歌唱の表現力を高める。併せて、アンサンブル歌唱を通じて共働力を養う。
自らの運動感覚を目覚めさせ、精神的、肉体的に感受性をひらき、舞台に必要なダンスの技術と表現力を養う。呼吸法や筋肉トレーニングなども行い強い身体を作り、ダンスにおいて必要な基礎的技術、知識を習得する。
ライブや演劇など舞台はさまざまですが、演出家はひとりの観客として客観的に舞台を見つめる“目”。誰が観客なのかを考えれば、するべきことが見えてきます。感覚だけでなく技術を理解し、どう見せられるかを教えます。素直さや好奇心を持って、おもしろがっているうちに自分のスタイルが見えてきます。
ミュージカルの歌の命題は、歌詞をすべて台詞ととらえ、いかに言葉を大切に伝えるかということ。芝居としての歌の表現が目標です。舞台上で必要な技術を磨くとともに、自らの感性を研ぎ澄まし、人間性も磨いてほしいと思っています。心の底からあふれ出る“何か”が舞台での感動を生むのだと信じます。
ミュージカル俳優は、歌、踊り、芝居、各々において、自分の身体を自由自在にコントロールできる筋肉をつくる事が必然です。技術や感性を磨き、コミュニケーション能力と表現力を高めましょう。夢を抱き、礼儀礼節をわきまえた人間に育ってほしいと願います。
舞踊は身体が発するセリフであり貴方自身の言葉、生き様、そして魂です。私たちの身体は楽器となり個性豊かな音を奏でます。チューニングをするように日々私たちの心と身体を磨き、挑戦を恐れず飛躍しましょう!