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文芸学科 ラノベ祭り! 文芸学科 ラノベ祭り!

文芸学科 / その他
2016/07/26

有名ライトノベル作家たちが
ラノベの“今”について語った!

「これまで大阪芸大は、規定の枠にとらわれない柔軟な発想でさまざまな事象を学問へと昇華させてきました。2015年からは、小説好きの中高生の間で絶大な人気を誇るライトノベルを文芸学科のカリキュラムに取り入れ、次世代を担う作家の育成に励んでいます。その一環でスタートした「ラノベ祭り!」は、ライトノベルの可能性を検証するために開かれる文芸学科の一大イベント。有名ライトノベル作家やイラストレーターなどを招いて、さまざまなプログラムやセミナーを開催します。

2016年で2回目の開催となった本イベントでは、文芸学科客員教授の榊一郎先生が総合プロデュースを担当。人気女性作家の高殿円氏や五代ゆう氏、活躍めざましい蝉川夏哉氏や津田彷徨氏などを招き、ライトノベルの現状などについて存分に語り合いました。

また会場では、文芸学科の八薙玉造先生によるワークショップや演奏学科声楽コースの学生によるアニメソングのアカペラステージ、キャラクター造形学科教授・高橋良輔先生による講演なども開かれ、この日のスカイキャンパスはライトノベル一色に。多角的に「ライトノベルとは何か」を学べる有意義な1日になりました。

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Interview

文芸学科
高橋 祐季さん

映像や写真、漫画だと具体的なイメージが限定されてしまうのですが、文章は読む人によってさまざまなイメージを膨らませられるのが魅力だと感じてます。だからこそ、書く人の力量が試されるので作品制作にも力が入ります。それを後押ししてくれるのが先生方です。長谷川郁夫先生や福江泰太先生をはじめ、現役の作家や編集者と直にやりとりし、意見を交換し合うことはとても刺激になります。自然と「やらなきゃ!」という思いになるんです。それと同時に自分の視野の広がりも感じていて、常に新しいことを知りたいと思うようになっています。僕自身、ライトノベル作品はほとんど読んだことがなかったのですが、こうした「ラノベ祭り」のようなイベントで触れるようになり、そういう表現もあるのかと学んだ点もあります。多くのことを吸収して、自分の作品制作に役立てていきたいです。

文芸学科
松村 美沙さん

「ラノベ祭り」は、文芸のいちジャンルに触れる機会になる場です。とくにライトノベルは、表紙の絵や登場するキャラクターなど、見た目で訴える部分がとても多くて、ほかの文芸作品とは違う魅力があります。だからこそ、このラノベを入り口に、さまざまな文芸に触れる人もきっと多いはずです。私自身、もともと江國香織さんの作品をはじめ、小説を読むことが好きで文芸学科に入学しました。ですが、現在は幅広い分野の文芸に触れるようになっています。たとえば「詩」。これまでまったく触れていなかった世界でしたが、授業などで成り立ちから学んでいくうちに自然と興味が湧いてきて、もっといろいろな作品に触れたいと考えるようになりました。文章を書くノウハウだけでなく、知識や歴史についても習得できるのは、自分にとって大きな糧になっていると思います。