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平成30年度 大阪芸術大学 演奏学科 ポピュラー音楽コース卒業演奏会 平成30年度 大阪芸術大学 演奏学科 ポピュラー音楽コース卒業演奏会

演奏学科 / その他
2019/03/15

憧れのライブハウス「なんばHatch」で
4年間の集大成を披露!

卒業式を控えた2019年3月15日、国内外の有名アーティストも出演する関西屈指のライブハウス「なんばHatch」で、演奏学科ポピュラー音楽コースの卒業演奏会が行われました。本演奏会は、例年2月の卒業試験で高い評価を受けた学生だけが出演できる夢の舞台。今年は13人の学生が選ばれ、それぞれが率いるバンドが、前日のゲネプロ、当日のリハーサルを経て、本番へ。プロの音響・照明スタッフによる最高のサポートを受けてステージへ上がりました。

巧みなダンスから演奏まで
ハイレベルなパフォーマンスで魅せる

トップバッターは、ヴォーカル専攻の小田愛さん。自身を含む15名のバンド、5名のバックダンサーを率いる大所帯での登場です。指導教員からの応援メッセージが読み上げられた後、ホーンセクション(トランペット、トロンボーン、サックス)の華麗なイントロを皮切りに、倖田來未の「Butterfly」をエネルギッシュに熱唱。間奏では小田さんもキレのあるダンスを披露しました。3番手にはベース専攻の小濱優美さんが登場。インストゥルメンタルバンドRegaの疾走感あるロックチューンを技巧的なベース演奏で弾き上げると、会場のテンションはさらにヒートアップ! そして、前半のトリを務めたのはドラムス専攻の吉田力也さん。ステージ中央に配したツインドラムを2人でユニゾン演奏する、という意欲的な演出で大迫力のサウンドを響かせました。


後半はポピュラーピアノ専攻の村山青海さんからスタート。自身の楽曲をバイオリン、コーラスを加えたバンド編成でしっとりと聴かせました。トリはギター専攻の濱崎新平さんが稀代のジャズギタリスト、パット・メセニーの名曲を演奏。ブラジル音楽を取り入れた珠玉のジャズサウンドを、速弾きを含めた圧巻のテクニックで弾きこなし、大喝采を浴びました。他にもギター1本の弾き語り、パワフルなラウドロックなどが披露され、学生たちの技術の高さを実感させる一夜となりました。

全員による合唱で感動のフィナーレ

ラストは全員がステージに上がり、先生や父兄、後輩、友人たちへの感謝を込めて「あなたへ」(作曲・山下和彰、作詞・羽多野渉)を合唱。間奏では卒業生全員の名前が読み上げられ、代表学生から観客へお礼の挨拶も。情感のこもった温かな歌声に会場のボルテージも最高潮に達し、感動的なフィナーレとなりました。

演奏学科ポピュラー音楽コース ヴォーカル専攻
細見 真由さん

私が披露した「Move your body」は、オーストラリアの実力派シンガーソングライター Siaの楽曲。大学生活を通して「英語の歌詞も歌いこなせるヴォーカリスト」「ダンスでも魅せられるパフォーマー」を目指してきた私にとって、集大成にふさわしい曲だと感じ、選びました。生バンドの音色がカッコよく映える曲でもあるんです。演奏に迫力を出すために、自分のコーラスを録音した音声も重ねました。メンバーはバンドが7名、バックダンサーが8名の計15名。バンドは同じコースの同期や後輩、ダンサーは私と同じダンスサークルに所属し、大学でポピュラーダンスを専攻する仲間に頼みました。間奏では、私も一緒にダンスを披露しています! リーダーとして大人数をまとめるのは、想像以上に大変な作業でした。でも、みんながアイデアを出して盛り上げてくれたので、最強のチームになれたと思います。大勢で試験に乗り込んだときは、先生方も驚いてくださったんじゃないかな? (笑)。<br>大阪芸大の魅力は、コンサートやライブなど、一般のお客さんの前で演奏できる機会が年に何度もあること。出場するにはオーディションを勝ち抜かなくてはならず、悔し涙をのんだこともありました。でも、その度に気持ちを新たに技術を磨いてきたことが、4年間の成長につながったのだと感じています。

演奏学科ポピュラー音楽コース ギター専攻
浦 陵太さん

高校生の時からロックギターひと筋。「ギターの技術を高めたい」という思いと同時に、音楽理論や他の楽器について学びたい、幅広い芸術にふれてクリエイティビティを高めたい、という思いでこの大学を選びました。印象に残っているのは、作曲とアンサンブルの授業。第一線のプロから学ぶテクニックはとても刺激的で、有益なものばかりでした。特にアンサンブルは、各楽器の魅力を引き出すために多彩な演奏・演出技法があることを学び、その成果は卒業演奏会にも生かすことができました。<br>卒業後もプロを目指してロックバンドの活動を続けていく自分にとって、国内外の著名アーティストが出演してきた「なんばHatch」は憧れのステージ。「卒業演奏会に出たい!」という強い気持ちを持って練習を続けてきました。演奏した楽曲は、自分で作詞・作曲を手がけたバンドのオリジナル曲「FAITH」。信念という意味のタイトルで、「自分らしい芯を大切にしながら、常に変化・進化し続けよう」という気持ちで4年間を過ごしてきた僕の思いを込めた曲です。歌詞は英語で、ギターとヴォーカルを担当しています。変拍子が入る難解な曲ですが、信頼できる仲間や後輩がバックバンドでサポートしてくれたので、最高のパフォーマンスができたと思います! 音響や照明を手がけてくださったのは、ライブハウス所属のプロの技術者の方々。素晴らしい仕事を間近で体感できたことも、貴重な経験となりました。