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古代ギリシヤでは、アートとサイエンス&テクノロジーは古代ギリシャではテクネTechneと呼ばれて、同じものでした。アートは今でもその定義が決められないほど、変化しています。
現に、WikipediaでもArtとThe Artsの定義は少しずつ変化していますし、サイエンスはオープンサイエンスとしてインターネットを通して誰もが最新情報を得ることができます。
そんな中、アートサイエンス学科の作品や研究内容も確実に進化しています。
現在、2つの柱Pillarsを両輪として、アートサイエンス作品・研究という車を走らせています。
(1)社会変革アート Social Innovation Art
(2)最先端科学技術 Cutting-Edge Science and Technology
世界を取り巻く様々な環境変化は我々に未来社会に向けた変革Social Innovationを迫っています。
一方、人間による道具の歴史は石器時代の矢尻から始まり、18世紀に産業革命、20世紀後半のインターネット革命、21世紀のAI知的革命へと発展してきました。
道具の進化によって、地球・生態環境までも制御しようとしています。
同時に、それらは我々の生活を便利にしている反面、SNSを使った人が、世界中から予期せぬ誹謗中傷を受け取ったり、知らないうちに自分のフェイク画像が世界中に広がったり、以前では考えられなかった精神的な苦痛や疾患を引き起こすという新たな社会環課題が生まれています。
これら地球・社会環境の変化に対応をしていくには、技術的視点だけではなく国際ルールメーキングや世界的コンセンサスを生みやすく仕組みが不可欠です。
そのために、上記(1)でアートを利用して社会変革(イノベーション)を起こすにメッセージを送り「社会変革アート」、(2)「最先端科学技術」によって社会変革を具体的に実現する研究成果「社会変革研究」を世界に発信していくことが重要になります。
本学科は、この2つを両方身につけて、将来の環境変化に対応できるこれからの人材を育成し、社会が輩出します。
アート・ムーブメントとして、オーストリアのリンツで毎年9月に開催されるArs Electronica Festivalはこの社会変革アートの世界最大のイベントの1つです。AS学科は、Ars Electronica Festivalへ2023年度から展示して、社会貢献できる社会変革アート作品の制作に取り組んでいます。
Ars Electronica Festival 2024(2024年9月開催)では、大学生によるイベントArs Electronica Campusに応募し、世界の38大学の1つに選ばれました。日本からは大阪芸術大学アートサイエンス学科だけが選ばれました。
研究成果として、バーチャルリアリティ(VR)学会大会、日本ロボット学会学術講演会、国際会議HCI Internationalなどにも発表しています。
学科長の萩田教授はJST ムーンショット目標1「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」のプログラムディレクターとして、サイバネティック・アバターと呼ぶ、一人で複数の分身を使って仕事や趣味を楽しむ未来の道具を開発するプログラム全体を統括しています。
宮下教授はムーンショット目標1の中の石黒浩プロジェクトの研究代表者として、サイバネティック・アバターの実証実験グループを統括しています。堀川優紀子特任准教授もこのグループを牽引しています。
安藤教授はArs Electronica FestivalでHonorary Mentionを受賞したアート作品でも、Wellbeing を促進する情報技術分野において研究成果を出しています。
紫舟教授も書道家として国際的にアート活動を展開しています。
客員教授も国際レベルで活躍している先生から学修することができます。2025年の大阪・関西万博のプロデューサーである石黒浩先生、落合陽一先生から直接講義を受けたり、チームラボやネイキッド、アルスエレクトロニカの共同CEOのGerfried Stocker先生と表彰審査委員長の小川絵美子先生からアートサイエンス作品の最新情報を学修することができます。
アート・ムーブメントとして、オーストリアのリンツで毎年9月に開催されるArs Electronica Festivalはこの社会変革アートの世界最大のイベントの1つです。AS学科は、Ars Electronica Festivalへ2023年度から展示して、社会貢献できる社会変革アート作品の制作に取り組んでいます。
2024年9月のArs Electronica Festival 2024の中の大学生によるイベントArs Electronica Campusに世界中から38大学が選ばれましたが、日本からは大阪芸術大学アートサイエンス学科だけが作品を展示しました。
15学科の中で唯一「理工系」の学科で、対象者になれば授業料等減免と入学金減免が受けられます。
令和6年度からの奨学金制度の改正(授業料減免等の中間層への拡大で、「令和6年度からの奨学金制度の改正(授業料減免等の中間層への拡大)に係る 授業料等減免上限額・給付型奨学金の支給額(第IV区分)」のなかで授業料等減免が受けられます。
「授業料等減免」:多子世帯の学生等に対しては、非課税世帯に準ずる世帯の学生の4分の1の額を減免する。私立理工農系の学部等に通う学生等に対しては、授業料平均額の文系との差額に着目して授業料等減免と入学金減免を行う。