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文芸学科 第二回ラノベ祭りレポート 文芸学科 第二回ラノベ祭りレポート

文芸学科 / その他
2016/07/16

七月十六日(土)、スカイキャンパスにおいて、大阪芸術大学文芸学科による第二回〝ラノベ祭り〟が開催されました。
今回のテーマは「ファンタジーへの招待」。文芸のジャンルでの最新シーンであるライトノベル界の動向はめまぐるしく、若い読者の関心はファンタジーへと移行中。そこで、関西ラノベ界の第一人者と目される文芸学科客員教授の榊 一郎氏に総合プロデュースを依頼、同氏による基調報告をはじめ、人気沸騰中の女性作家、高殿 円、五代ゆうさんのお二人を迎えての「活躍する女性作家の現在」、気鋭の作家、蝉川夏哉、津田彷徨氏を囲んで、「『 小説家になろう』サイトの変遷」と、二つのトークショーを企画しました。
併行してセミナー・ルームでは、文芸学科・八薙玉造講師による実践講座、「エンタメ文章教室」が熱心な受講者を集め、キャラクター造形学科・高橋良輔教授のアニメ・オープニング集が上映され、氏による「ラノベと映像」と題する老練な講演には一聴衆である私も、思わず聞き入りました。
文芸学科には見せるものがない。一般的にいって、イベントなど展示会には不向きです。ところが、他学科の協力得て、見事な“祭り”の空間が現出しました。キャラクター造形学科生のイラストが会場を飾り、演奏学科の学生たちがアカペラでアニソンを合唱してくれました。総合芸術大学のなかの文芸学科ならではの魅力を存分に発揮できたことは、大きな喜びであり、誇りです。
私には、文学は生きている!と実感できたことが収穫でした。来場者の目の輝きが物語ってくれたのです。ラノベ大歓迎。入学の動機は何であれ、学生生活の四年間で文学の間口の広さ、奥行きの深さに触れて貰うことが私たち教員の希いです。こころのなかに芽生えた文学への夢を大切に育てることに、協力を惜しみません
(文芸学科長 長谷川 郁夫)