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大阪芸術大学プロムナードコンサート2017 大阪芸術大学プロムナードコンサート2017

演奏学科 / その他
2017/08/22

演者も、お客さんも、共通言語は「音楽」。
その喜びを伝える夏のコンサート、今年も開催。

毎夏の恒例となった「プロムナードコンサート」は、大阪芸術大学管弦楽団や混声合唱団をはじめ、演奏学科ポピュラー音楽コース、舞台芸術学科ポピュラーダンスコースの学生たちが総力をあげて開く演奏会です。今年は、名古屋の愛知県芸術劇場大ホール、大阪のフェスティバルホール、石川のこまつ芸術劇場うららと、国内外の著名オーケストラが演奏会を開く劇場での開催となりました。3都市にわたって、それぞれ個性ある劇場の舞台に立つことは、学生にとっても貴重な経験になったはずです。

第1部ポピュラーステージのオープニングを務めるのは、大阪芸大と短期大学部1年生によるコーラス。続いて、オーディションを勝ち抜いた、さまざまな編成の学生バンド、そして、大阪芸大が誇るビッグバンドO.U.A. Big Band(大阪、名古屋公演のみ)が登場して、大入りの会場を存分に盛り上げました。

第2部は、いよいよ大阪芸術大学管弦楽団の登場。指揮は、世界的に活躍する大友直人先生です。チャイコフスキーやラフマニノフといったクラシック音楽だけでなく、映画音楽、ポピュラー音楽まで多彩な楽曲を披露して、魅力たっぷりなオーケストラ演奏を響かせました。今川裕代先生がソロを務めるラフマニノフのピアノコンチェルトや、ヴァイオリニストの川井郁子先生をソリストとして迎えた楽曲など、バリエーションに富んだ編成の演奏で、聴衆を楽しませていました。

ラストは大阪芸大の応援歌「いま君は美しい」にあわせて、チアリーダーたちも登場。日々研鑽に務める学生たちのエネルギーと力量、そして幅広い音楽の魅力を伝える演奏会となりました。きっとこの中から、近い将来、プロとなって同じステージに立つ学生もいるに違いありません。

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Interview

演奏学科 ポピュラー音楽コース ドラムコース
坂元 優太さん

「プロムナードコンサート」では、1年生のときには全員でコーラスを歌う機会があるのですが、2年生からはオーディションで選抜されなければ、コンサートに出演することができません。自分は運よくずっと出場することができ、4年生となった今年は、ジャズのカルテット、インストゥルメントのバンド、ジャズ・ファンク寄りのピアノトリオと、3つの会場それぞれに異なる音楽性のバンドで出演しました。
個人的には、さすらいナンバープレートというバンドも組んで、ロック系の音楽が好きでやっていますが、大学では自分の音楽の幅を広げようと思い、積極的にいろんなジャンルの音楽に挑戦してきました。「プロムナードコンサート」はオーケストラの人たちと同じ舞台で、クラシック音楽目当てのお客さんも多いと思うのですが、そうしたおじいちゃんやおばあちゃんたちでも楽しそうに聞いていらっしゃる姿が舞台からも見えました。普段、ライブをやってるのとはまた違ったクラシックホールの舞台で、お客さんも多いから、とても緊張しましたけど、やっぱりドラムを叩いていると気持ちいいです(笑)。
大学は音楽の話ができる友だちがいて、スタジオなどの設備も充実していて、ほんと卒業したくない(笑)。でも、これからは本気でバンド活動をやって、多くの人に聴いてもらえるようにがんばっていきたいです!

演奏学科 ポピュラー音楽コース ボーカルコース
森田 真由さん

「プロムナードコンサート」のために結成したロックバンドで、ボーカルを務めました。私たちが演奏したのは、ナイトウィッシュというフィンランドのメタルバンドのカバー曲です。シンフォニックで壮大な曲調で、ドラム、ベース、キーボード、ピアノに6人のコーラスも加わります。あまり歌ったことのないジャンルということもあって、コーラスと息を合わせるのには苦労しました。英語の歌詞は日本語に訳して、自分では意味を理解できるのですが、歌うのは英語なので観客の方にはなかなか伝わりません。そこで、声だけではなく表情や手の動きでも歌に込められた思いを表現するようにしました。
全国3か所で行われる「プロムナードコンサート」のうち、私たちが出演したのは名古屋公演。舞台袖で出番を待っていたとき、私が練習を重ねていることをよく知っている同級生が励ましに来てくれました。「最後のプロムナードコンサートなんだから、思いっきりやってきてね!」という言葉に感極まって、涙をこらえてステージに上がったんです。心強い応援のおかげか、本番では思い切りやりきることができました。バンドメンバーみんなが楽しそうな表情で演奏していたことも忘れられません。