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本年度2回目のスーパークリエイター特論を、アーティストの市原えつこ先生をお招きして、「伝統とテクノロジーの融合から生まれるディストピア+アーティストのサバイバル術」というタイトルで実施しました。
これまでの市原先生のアーティストとしての活動内容や、どのようにアーティストとして生き抜いてこられたかのサバイバル術について、楽しく分かりやすくご解説いただきました。
「作品発表とマネタイズをうまく循環させる」方法や、「頼まれた仕事はとりあえずやってみる」などといった、どのように作品制作を成立させるかの解説や、より具体的に「アーティスト写真はイメージコントロールの重要媒体」、「Webサイトはあったほうが良い」といった、自分をアピールしていくポイントを解説いただきました。
また、話題になるための方法として、記事として上手く取り上げてもらう方法など、ご自身の経験から得た具体的な知見をお話しいただきました。
研究や制作を主とする本学の学生にとって、非常に参考になる講義になりました。
AS学科 2年生 : 大衆向けとか大きなニーズを狙って制作するというよりも、自分はこうだったからこれが面白いと思う!といった感性が重宝されて欲しいなと思う。絶対同じような状況や心境にあった人はいるはずだし、人に教えたくなったり大切にしたいと思えるものって親しみが関与していると思うので、そういった一部層に愛される、刺さるものが多く生み出され評価されるべきではと考える。インフルエンサーとかタレントとかいう概念も薄れていって、個が個をそっと応援し続けるようなコミュニティができそう。
AS学科 2年生 : アーティスト活動において考えられている5つの事が卒業制作のテーマを決める時にとても参考になる考え方だと思いました。特に自分の欲望と社会・環境を考える点で言うと卒業制作展に行くと良く紹介文章において製作動機に書かれているので考え方として結びつくのだと思いました。今回の5つの要素を抑えて作品のテーマを考えるとより良い作品テーマになると理解できる講義でした。