2019年1月14日、NHK大阪ホールにて「朝日・大学シンポジウム 声優学概論 明日、あなたの声が世界を変える!!」が開催されました。放送学科の授業『声優学概論』での学びを発表する場として恒例化したイベントも、今回で7回目を迎えます。
2部構成プログラムの第1部では、放送学科 声優コース3年生が中心となり、短期大学部メディア・芸術学科 声優コースの学生も加わっての演目披露。有名な口上を歌とダンスで表現する群読「外郎(ういろう)売り」で華やかなスタートを切ると、続く朗読劇「わらしべ長者」「瘤(こぶ)取り」「武蔵 ゆきおんな」では学生たちが情感たっぷりに臨場感あふれる語りで、ときに可笑しく、ときにファンタジックに、堂々と演じ切りました。
最後は、実際のアニメーション「金田一少年の事件簿R」に合わせたアフレコ実習です。オーディションでキャスティングされた学生たちが、本物に負けないクオリティに仕上げた一幕。マイク使いもスムーズに、スクリーンに映し出されるアニメとの連動も見事で、会場は心地好い緊張感と興奮に包まれていました。
第2部で放送学科長の石川豊子先生から進行役を引き継いだのは、「アルプスの少女ハイジ」のハイジ役でおなじみの杉山佳寿子先生。「みんなー!わたし、ハイジよー!」という呼びかけで幕が開けました。まず登場したのは、声優コースの卒業生5人。青二プロダクションに所属し、若手声優としてプロの現場で活躍している面々です。出演作品を交えての自己紹介の後、学生時代の想い出やプロダクションの印象、失敗談や現場で驚いたことなどを語りました。