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朝日・大学シンポジウム 声優学概論「進化する声たちの乱舞」 朝日・大学シンポジウム声優学概論「進化する・・・

放送学科 / その他
2016/11/15

あの声に叱られた、あの声に涙した、いまやすっかり名物になった朝日・大学シンポジウム「声優学概論」は平成27年11月15日、NHK大阪ホールを満員にして賑やかに行われました。
今回のテーマは「声優進化論」。声があるから物語が進化するのか、物語があるから声が進化するのか。時代をリードする我が大学の声の学問を広く世に問いました。
まず厳かに雅楽「青海波」で幕が上がりました。その舞台を舞い終えた光源氏がなんと千年後の現代、京都駅で電車に乗ると言う大胆な発想。はっと気がつくとそこは女性専用車両。なんということでしょう。車両の中にはずらり千年前の源氏が愛した女性達が乗っていると言う設定に観客の喝采を呼びました。
2番目はドラマ「遥かなる車窓」。作者・犬養道子さんのアメリカ生活での出来事を感動的に再現しました。
3番目はアテレコ実習「金田一少年の事件簿R」。松野太紀先生の当たり役を先生を交えて賑やかに演じあげました。
4番目は歌舞伎でおなじみの「外郎売り」を学生達がラップで展開するという大胆な挑戦でした。
さて、第二部はさらに大変です。杉山佳寿子先生、野沢雅子先生、古川登志夫先生、真地勇志先生、松野太紀先生、伊倉一恵先生。声優界のスーパースターの舌戦はとどまることを知らず、大賑わいのステージとなりました。もうすっかりおなじみになったラストのサプライズ企画は、なんと学生達の源氏物語のテーマを教授陣が取り上げてその名も「女性専用車両に乗ったオラ」、野沢雅子先生が筋斗雲ならぬ電車に乗って暴れまわると、他の先生もご自分のキャラクターを引っさげて応酬するという前代未聞の声のドラマができあがりました。
「声」と「物語」の抜きつ抜かれつの進化論でした。
(放送学科・学科長 岩崎富士男)