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学生が運営する一大イベント「OSAKA DESIGN FORRUM」2017 学生が運営する一大イベント「OSAKA DESIGN FORRUM」2017

デザイン学科
2017/05/14

デザイン学科の学生が企画し、自ら運営も!
トップデザイナーたちと考える未来の種

2006年より、「デザインの新しい潮流を大阪から世界に発信したい」という思いのもとで開催されているデザインの祭典『オオサカデザインフォーラム』。テーマの立案、ゲストの選定、プロモーション、当日の細かな進行にいたるまで、すべてを大阪芸術大学デザイン学科の学生たちが主体となって運営しています。

11回目の開催となる今年、フォーラムのテーマとなったのは「SEEDesign」。これは、デザインを通して自分の未来を育む種(seed)を発見するきっかけの場になればという意味とともに、「See design」という言葉も含んだ造語として設定されました。

倉本仁
現在最も活躍している若手デザイナーの一人。家具やプロダクトデザインを中心に企業や地場産業のデザイン企画・総合的なアートディレクションを行う
平野敬子(右から2番目)
グラフィックデザイナー、ビジョナー。 デザインにより最良のコミュニケーションをうむことを理想とする。
2005年に工藤青石とともに、コミュニケーションデザイン研究所を設立
工藤青石(左)
東京都出身のグラフィックデザイナー、クリエイティブ・ディレクター。
2005年に平野敬子とともにコミュニケーションデザイン研究所設立

会場となる大阪市中央公会堂には、豪華なゲストが顔を揃えました。フォーラムのオープニングは、舞台芸術学科の卒業生、和多谷沙耶さんのパフォーマンスで華やかにスタート。和多谷さんは、映像と見事にシンクロしたダンスで世界的に注目されるenraのメンバーです。

続いて、数々のブランドの商品を手がけるプロダクトデザイナーの倉本仁さんが「偶発性」をテーマに講演し、幅広く活躍するデザイナーでビジョナーの平野啓子さんとデザイナー・クリエイティブディレクターの工藤青石さんが「デザインの機能と美しさ」をテーマに講演されました。

トークセッションでは、藝術研究所所長でデザイン学科の教授でもある喜多俊之先生に、学生たちも加わって、これからのデザインについて熱い言葉が交わされ、会場は静かな熱気に包まれていました。

また、3階では、デザイン学科の学生たちによる作品展示も行われ、華麗な空間にフレッシュな作品、アイデアが並びました。

デザイン学科 プロダクトデザインコース
浅井 友紀子さん

入学時のオリエンテーションで「オオサカデザインフォーラム」を知ったのをきっかけに、このプロジェクトに参加しました。昨年、2年生のときに副代表を務め、今年は学生の代表として全体に指示をする立場になりました。
広報班や展示班といった担当に分かれた学生の役割や動きは、各班の代表が見ていますが、彼らが動きやすいように関係者や先生、実働する後輩たちの意見を聞いて、設定したテーマからズレないように調整するのが私の役割です。長期にわたって準備をしてきたプロジェクトなので、メンバー全員の士気を高い水準で保つことを考え続けた1年間でもありました。そんな中で、関係者や先生とのコミュニケーションを代表として一手に担えたことは、社会に出る前に貴重な経験ができたと感じています。
「オオサカデザインフォーラム」は、11年続いてきた伝統があります。それでも、後輩たちには自分が面白いと思うことに対して素直に向き合いながら、新しいアイデアも採りいれたフォーラムへと成長させていってくれたらうれしいですね。

デザイン学科 デザインプロデュースコース
松尾 祐子さん

デザインプロデュースコースで学びはじめた頃に、学内に貼られていた「オオサカデザインフォーラム」のポスターを発見して、「これに関わればもっとデザインのことを知れるに違いない」と思い、スタッフになりました。そんな1年生、そして2年生のときはアテンド班として、ゲストとのやり取りや当日のご案内などを経験しました。私としては3回目となる今年は、代表をサポートする副代表としてフォーラムに携わりました。フォーラムの全体を俯瞰してみることが必要になる副代表の仕事は、大学の授業で学んだことを活かせる場面もたくさんあるのですが、やはり現場では予想外なことも起こります。正直、思い通りにいかないことや、先にやっておけばよかった! と思うことなど、現場は大変なことの連続でした。それでも約80名の学生スタッフにさまざまな指示を出したり、ゲストや先生たちと当日までさまざまなやりとりを続けた経験は、これからの自分の糧になってくれると思っています。

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