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LIVING & DESIGN 2016 LIVING & DESIGN 2016

 LIVING & DESIGN 2016
デザイン学科 / 産官学連携, その他
2016/11/01

住空間の国際見本市として業界から高く評価されている『LIVING&DESIGN2016』。100を超える企業が参加したこのイベントに、大阪芸大は教育機関唯一の参加校としてブースを出展。『Look未来のカタチ』をテーマに、芸大生ならではの独創性あふれる作品を発表しました。

プロダクトの制作はもちろん、ブースの設計から設営・装飾までをデザイン学科空間デザインコースおよびプロダクトデザインコースの1年生・2年生が中心になって手がけ、さらに当日はブースでプレゼンテーションも担当。訪れた住空間系企業関係者、デザイナー、バイヤーから柔軟なアイデアを賞賛されることも。さらに作品や展示空間に対する貴重な意見をヒアリングすることもできました。

社会に出て即戦力として活躍できるデザイナーになるためには、学生の間にどれだけ価値ある実践経験を積めるかが重要です。デザイン学科の学生は1年生から数々の学外イベントに挑戦し、実践的な感覚を育んでいます。

デザイン学科 空間デザインコース
市川 風太さん

『LIVING&DESIGN2016』ではブース班、作品管理班、映像班、グラフィック班、作品制作班、議事録班の7つの班にわかれてプロジェクトを進行。僕は映像班のリーダーとして、ブースで流す4分50秒のプロモーションVTRの制作に携わりました。
 リーダーをやってみて実感したのは、周りを動かすためには自分が本気にならなければいけないということでした。スキルがある人間が尊敬されるのではなく、情熱を持って取り組んでいる人間が周りからの尊敬を勝ち得ると感じました。だから、それを行動で示すことを意識しましたね。
 作業のなかでいちばん大変だったのは編集作業。動画が得意な友達を巻き込んで4日間ほぼ徹夜で完成させました。でも、苦労した分だけあって、とてもかっこいいものができたと思っています。とくにお気に入りはイントロのシーン。自画自賛になってしまいますが、徐々に作品が運ばれて展示ブースができあがるのがすごくいいんですよ(笑)。
 僕は高校で建築を学んでいたのですが、知識だけでは頭が固くなると思ったんですね。それで、自由な発想力を鍛えたいと思って大阪芸大の空間デザインコースに進学しました。将来は、店舗やイベント会場など、人が主役となる空間を演出できるデザイナーになりたいですね。

デザイン学科 空間デザインコース
鶴田 剛士さん

25歳までにデザイン会社を立ち上げる。その夢を実現するためのいい経験になると考え、『LIVING&DESIGN 2016』ではプロジェクトメンバー40名をまとめるリーダーを率先して引き受けました。
 スタート当初はメンバーをまとめるのに苦労しましたね。みんなが楽しく仕事をできたらいいなと思いながらも、その一方で叱責しなくてはいけない場面もあったりして。リーダーは嫌われる勇気を持つことが大切だと学びました。でも、本当に引き受けてよかったです。プロから生の意見を聞けたのも貴重な学びになりましたし。
 僕は今回の経験を糧に、在学中に産学連携に挑戦してみようと思っています。たとえば鍛冶場と連携して鋳物をデザインしてみたり。学外まで行動範囲を広げてデザインを提案していきたいですね。
 人を巻き込んでプロジェクトを実現することを、多くの人は大変だと思うかもしれません。でも、はじめの一歩を踏み出してみたら意外と簡単。だから、今度は後輩たちのなかから率先してリーダーになってくれる人が現れたら嬉しいですね。

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