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夏のど真ん中に甲子園があるのか。
甲子園のど真ん中に夏があるのか。
数えること95回。雲が沸き立つ甲子園で、今年も8月8日(木)、「全国高校野球選手権大会」の火蓋が切って落とされました。そしてもうすっかりお馴染みの、朝日放送が全試合を放映する実況中継の中で、インターバルごとに流れるワイプCMに、我が大阪芸術大学グループのテレビコマーシャルも堂々参戦。連日、「やあやあやあ」と掛け声も勇ましく、コマーシャルを展開しました。制作は、放送学科をはじめ、文芸・キャラクター造形・デザイン学科など、全学科に向けて開講されている「広告の企画と表現」の授業の課題として、CM作りが行われました。今年の5月、受講生たちから集まった423点の色とりどりの絵コンテの中から、9点が選出され、早速学生たちの手でコマーシャル作りが行われました。ゲイちゃん・ダイちゃんや、パンダくんなど、キャンパスを彩る様々なキャラクターに加えて、今年はなんと手塚プロダクションとの共同制作で完成したアニメ「ガロン」のキャラクターが、応援団長として参加してくれました。「出てこい!未来の手塚治虫!!ガローン!」と絶叫する声が、暑い夏のお茶の間に響き渡りました。ニュースとしては、新しくできたポピュラーダンスコース、フィギュアアーツコース、声優コースの紹介も盛り込みました。作品の質は、年々学生たちの表現力も技術力も向上し、プロが作った他の共同提供の作品と一歩も引けを取らない完成度だと、放送局の方からお褒めの言葉をいただきました。そしてなんと、決勝戦は全国放送でした。全国に、我が大阪芸術大学グループの名前が轟きました。
あんなに練習したのに。
あんなに汗を流したのに。
ただ一度の奇跡が、ただ一球のチャンスが、君の青春に襲いかかる。
高校球児のそんな汗と涙の実況放送の中で、我が大学のワイプCMが生き生きと活躍した季節でした。
(放送学科長 岩崎冨士男)